真理は自由にする:ハッピー・ドラゴンを呼び寄せ転機とする | 「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

潜在意識の働きで、あなたは「スーパーなあなた」になるのです。そのための素材・方法も実はあなたの手元にすでに多くあります。ここでは、あなたがそれを見出し、活用するお手伝いをいたします。胎児(あなた)は、胎児(あなた)の夢により進化します。

さて、あんパンの彼女は、
弘前出身の色白で小柄、眼鏡のレンズがときど

きキラッと輝き雪見だいふくを連想させる
可愛い女性でした。

全体として、鞄にあんパンを忍ばせているのが
よく似合う感じで、柔和な印象です。

彼女を私に紹介してくれた後輩は、
彼女は少し性格が悪い、と言っていましたが、
何かの誤解だろう、と私は聞き捨てにしました。

なぜなら彼女は、既に、泥沼に沈み込む窮地から
私を救い出してくれた「実績」があったからです。

古い映画ですが、名作ミヒャエル・エンデ

『ネヴァー・エンディング・ストーリー』

主人公の少年が暗闇の泥沼に陥るぎりぎりの
ところで、ふと現れ彼を救い出すハッピー・ドラゴン、
という存在があります。

そのあんパンの彼女は、辰年生まれでしたので、
私にとっては、まさにハッピー・ドラゴン
だったのです。

その事実を彼女に伝え、感謝する機会は
得られませんでしたが、私は、彼女に
感謝の念を持って接していましたし、
今でも感謝しています。

『ネヴァー・エンディング・ストーリー』
の主人公のように、私が闇の中を歩き回

る状況にあったのは、第1四半世紀21歳から
24歳の頃です。

この年代設定についてはプロフィールをどうぞ

人生初めての失恋と同時に、進路についても
大きな分岐点にあり、女性との関係においては、
リハビリの状態にありました。

このリハビリの最中、私は高校の後輩の
女性と時々会っていたことがあります。

この後輩は私より学年が3年下で、
私と同じ大学で学部が違っていましたが、
いわゆる理系の大変優秀な女性で、
大学院進学を入学時から決めていました。

そういう家系の出であったわけです。

そして、できれば大学院進学の前に
結婚することを希望していました。

当時の大学院の奨学生制度は、
親の所得額で奨学金を受けられるかどうかで
決まる仕組みになっていました。

彼女の親はなかなかの高額所得者で、
しかも彼女は一人娘なので、
まず奨学金は望めません。


他方、一人娘を大学院にまでやる気の
ない彼女の親は、大学院以降は学費を
出さない、親元に戻らせる気でいました。

唯一それを克服する手段は、そう、
結婚して自分自身が新たな世帯を持ち、
親の所得制限から離れることだったのです。

そして、人生初めての大きな失恋で
ダメージを受けている私は、適当な存在
として彼女に映ったのでしょう。

理詰めで考える、なかなか戦略的な女性でしたが、

ある意味、策士としてストレートすぎる
ところがありました。

大学の同窓会で入学したての彼女を迎え、
先輩として彼女に接します。

その土地にまだ不案内なので

私が彼女を街に連れて行くと
いうことになりました。

そのときに、彼女の大学院進学

と奨学金のこと、また結婚願望にまで
話がいたりました。

 プロフィールにも書きましたが、
私のいた環境は、山の中に大学が
あるような状態で、女性比率が
きわめて小さかったのです。

彼女自身は、正直、容貌としては
私にとっては二の足を踏む感じでした。

なにしろ、当時の副指導教官と
顔がよく似ていたからです。

その副指導教官は男性で、
知的で立派な風采で味わいのある
顔立ちでしたが、中年であり、女性であれば
不細工と一言で片付けられる感じでした。

そして私の後輩は、それをそのまま幾分太めにし、
少し髪を伸ばし、全体として脂性にしたと
いうような具合でした。

私の高校の先輩で、人生のメンターは、
彼女を見て「あんなの、顔中×××じゃん」と、
ここではとても書けないような表現を
していました。

他方、他の友人達もそうでしたが、簡単にいえば
女性が珍しく、スカートをはいていれば女性だし、
手を握ったら結婚しなくちゃいけない

と私は多かれ少なかれ思い込んでいました。

最初の彼女との経験から決してそうではない、
とわかりそうなのに、その思い込みは強いです。

強迫観念ですね。

そして、この後輩との最初のデート
(いつのまにか、そんな感じになっていました)
で、子どもは何人ほしいか、というような話

題にまで至りました。

幸い、まもまく私自身忙しくなり、
また彼女も自分の学部やサークルで
御しやすい対象が何人も見つかったらしく、
しばらく会うこともありませんでした。

 翌年、彼女と偶然(だと思いますが)
キャンパスで会いました。

いろいろあったらしく話をしたがり、
私も大学院に入ったばかりで、
先行きの見えない状況でもがいている
ところでした。

例によって、いつのまにかデートをしている
感じになり、お茶を共にしていました。

彼女は、顔は相変わらず私の副指導教官に
酷似していましたが、胸が大きかったのです。

失恋以来不自由な思いをしている私に
とっては大変な誘惑で、何があったのか
「返品はきかないんだから...」という彼女の言葉で
かろうじて自分を抑えていました。

翌週末、コレクションの音楽を聴きに
彼女の部屋を訪れることになり、
彼女と別れてから、
自身の短期的欲求と長期的展望との葛藤をするのでした。

なにしろ、手を握ったら結婚しなくては
いけないのです。ましてや...という思い込みが

あります。


 煩悶を抱えながら、ふとゼミの後輩達と
飲みに行き、その場で後輩が呼び出して現れたのが、
既にご紹介しているあんパンの彼女でした。


文系で、性格はもしかしたら悪いのかもしれませんが、
ふんわりと可愛い色白の女性で、
理系で明らかな戦略家の

脂性の後輩とはずいぶん違います。

悩みの深い私は、彼女と会うなり、
いきなり人生についての深く掘り下げた話を
していたのでした。

彼女は心理学専攻で、その私の掘り下げ方に
的確に答えてくれ、短時間のうちに
話が盛り上がり、近いうちに映画、
サンタクロースの映画を見にいくことになったのです。

彼女を紹介してくれた後輩を含め、
私の周囲はことごとく彼女のような可愛い
文系の女性達に手玉にとられてひどい目に
あっていますが、私はそれでも構わないと思いました。

なにしろ、このままいけば、
理系の策略家である後輩の部屋に行き、
短期的欲求のために長期的展望を犠牲に

して、闇の中の泥沼に陥ってしまうのです。

あんパンの彼女は、私にとってのハッピー・
ドラゴンでした。

どんな性質であれ、
暗闇の中の一筋の光だったのです。

私は彼女に救われました。

翌週、後輩の部屋を訪れますが、
気になる女性がいる、と伝えて
早々に辞去してすませたのでした。

もちろん、その後輩も策略が明らかだ
というだけで、人間としては悪くないのですが、
「返品」をむざむざつかまされる、ということが、
当時の私にとってプライドが許さないのでした。



さて、思わず長くなりましたが、
ここからお伝えできることがあります。

自分の周囲でなにか策がなされている感じが
するときは、案外その直感は正しいです。

一種の結界が形作られているのですね。

その結界の存在に気づくことが必要です。

なにかが、不自然です。

自由でない感じがします。

そこから解放される手段や筋道が
見つかったとき、自由を感じます。

理屈ではないのです。

言葉ではうまくいいあらわせないが、
どうもしっくりこないでいる。

そのとき、ある方向に自らが動いていく
ように導かれる。

それに素直に従う。

すると解放された思いがする。

そのときあなたは真理をつかんでいます。

真理は自由にする、のです。


「真理は自由にする」そのステップをまとめます。


1 なにか不自然でしっくり来ないものが
  自分の周囲にある、と感じる


2 あわてずに、360度心の中で自分の周囲を見渡す

  物理的に見渡すというよりは、
  心の目で多角的に見回す


3 結界がないかどうかを探る


4 もしもそうした結界があれば、
  それは誰かの策である可能性も高い。


5 結界を見出したら、
  そのまま静かに身をひそめる


6 一筋の光として感じられるものが
  得られるまで待つ。


7 一筋の光を感じたら、
  その方向に向かって、行動する。


8 行動することで開放感を味わう


9 それは大なり小なり真理であることに気づく。


10 その真理に注意を向け続ける。

   そのうちに、その結界は解消する。

   そして、結界を作っていた存在の正体にも
   気づくようになる。


もしも、今、あなたが息苦しいのでしたら、
以上のステップを今すぐすることです。

真理はあなたを自由にします。