昨日、10月18日に光通信さんと合弁で

新会社ECナビコミュニケーションズを設立しました。

http://ecnavi.co.jp/news/press/details/290






比較サイトはユーザーにとって利便性が高い反面、事業として

みると参入障壁が低い事業領域であり、カテゴリNo1に

ならないと事業としてなかなか成り立ちにくい。

そんなこともあって今年の前半に、本気でショッピング以外の

比較カテゴリは売却も含めて選択肢を考えないといけないと

考えたこともありました。








そのとき、今回のECナビコミュニケーションズの社長となった

藤井さん(当時、オールナビの事業責任者)に、サービス比較の

事業ってそもそも自分達でやり続ける意味ってあるんだろうか?

もしかして売却含めて考えたほうがいいんじゃないの?と

打診したところ、「このプロバイダー比較というカテゴリは

まだまだ将来性が非常にあり、ぜひ続けてやりたい」と強く

言ったのを今でも覚えてます。









やはり事業というのはそういう思い入れのある人がいないと

うまくいかない。

こういう強い意志があるのであれば彼にもう一度任せてみようと

思って、今回の新会社設立に繋がりました。








とは言え、先日、他の役員と話しているときに「あの新会社ってそもそも

なんで作るんですか?単に事業として儲かるから?

世界を変える、というところに全然繋がっているように思えない。」

といわれました。







正直、イラっとしたんだけどそう見えてしまっているんだとしたら

それはやはり非常にマズイし、それは僕の責任。







彼が言うようにん、事業を進めていくにあたっては、

単に成長市場だから、とか、やりたいから、だけでは続かない。

事業として何を目指していくのか、というビジョンというか、夢、

というか大志が絶対に必要。







僕個人としては、通信領域に関してはIP化が進むことで業界構造が

大きく変わっていく構造変化の真っ最中にあり、自分達がまずは

比較サイトという立ち位置で関わっていくことはそこに自分達自身が

主体的に関わっていく、という意味で世界を変えていくことに

少しでも役立つんじゃないかと思っています。







とは言え、やはりここに関しては新会社の社長である、藤井君自身の

言葉で社内外に対して夢、ビジョン、ミッションを語れるように

なって欲しい。







小さな一歩はえてしてその一歩が持つ意味を見失いガチ。

そこに実際に携わっている人であっても、ね。

でもその小さな一歩がなければ大きなビジョンにはたどり着けない。

ビジョンは最初は不明瞭な形であっても一歩づつ踏み出して

いくにつれてよりクリアな形で見えてくるもの。

だから最初はつたない言葉でもいい。

それを形にしてみよう。







事業責任者は予算の達成とか、そういった近未来のことだけではなく、

その先にあるものを夢を持って語れるようになって欲しいと思います。

その上でそれをメンバー内で単に共有するだけではなく、

共感してもらったうえでみんなにとってのビジョンにしていって欲しい。