歴史は面白い。

個人的に特に面白いなと思うのは古代ローマ時代から

中世にかけて。

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) 新潮文庫/塩野 七生
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海の都の物語〈1〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫)/塩野 七生
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他にもポール・ケネディの『大国の興亡』とかオススメです。




こういう歴史を振り返ってみるとどんな国家も後から

振り返ると何であのときにあんな意思決定をしたんだろう?

とか、あのときあれをしていればよかったのにと思うこと

しきり。





そんなことをこの本を久しぶりにパラパラ開いて

読み流していたときに思った。

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)/戸部 良一
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この本は、旧日本軍がなぜ負けたのか、ということを

組織論の点から書かれた本。






こうやって後から振り返ってみると失敗の原因は

かなり自明であったりするけれど、その時その場所に

いるとなかなかそれに気づかない。

若しくは気づいていても動けないもの。






これは国家というレベルにおいて言える話ではなく、

会社や事業という単位においてもまったく同じことがいえる。





だからこそこういう未来から今を俯瞰してみる、ということを

ときどきやってみるように僕はしている。







5年先の未来がどうなっているのか、悲観的な未来を

マクロ的の視点、ミクロの視点の両方でまず想像してみる。

つまり市場が無くなったり縮小したりしている未来だったり、

競合企業によって自社サービスが淘汰されている未来。





その上でなぜそれが起きたのか、ということを5年先の

未来から想像してみる。

それによって今本当に重視すべきこと、考えるべきことが

見えてくるし、5年間の戦略も見えてくる。

これは事業責任者だけではなく、個人のキャリア形成に

おいても活用できる手法だと思うのでいろいろ応用して

みて欲しい。