最近読んだ本のなかにOODAサイクルについて


書かれた本があった。






ちなみにOODAとは、アメリカ軍で用いられている概念らしく、


ミッションの目的を理解したうえで、


「O(観察:オブザーブ)→O(予想:オリエント)→D(決定:ディサイド)→A (実行:アクト)」


のサイクルでミッションを実行していくための手法です。







つまり、ミッションの目的を理解したうえで、


状況の変化、計画との乖離を観察・評価し、(観察)


状況が今後どう変化するのか予想し、(予想)


予想に基づいて今後の行動を決定し、(決定)


決定した案を実行する。(実行)







通常、ビジネスの場においては、品質管理の父といわれた


デミングが提唱したPDCAでは


PLAN(計画)→DO(実行)→CHECK(監視)→ACTION(改善)


が有名ですが、これとは似ているようで違います。







オペレーション部分の改善に重きを置いたPDCAと


戦略部分の見直しに重きを置いたOODAといえると思う。






企業や部署によってどういった経営手法を


用いるかはリーダー次第ではあるけれど、


僕の考えでは、ベンチャーにおいては、


PDCAよりもOODAのほうが合っている。






なぜなら環境はめまぐるしく変わるし、


その変化に合わせて戦略も随時見直していく


必要がある。


1度作った事業計画であっても、前提条件が


変われば当然、事業計画そのものも見直さないと


いけない。


そしてこの見直しのサイクルをどれだけ


早くできるか、が経営力なんだと思う。







ちなみに僕が読んだ本とはこの本。


ランチェスター思考 競争戦略の基礎/福田秀人

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ブログで紹介した本はほとんど手元にあります。


社内の人は気軽に借りに来てください。







■今日の名言


「競馬の基本は負けることです。


負けることは普通のことなんです。


だから負けたらダメだとは思いません。


それよりも負け方をきちんと分析し、研究して、


いかに次の勝ちにつなげていくかを


考えることが大切なんです。」


(武豊)