最近、新卒向けの会社説明会や業界セミナーなどで


インターネットビジネスについて説明をする機会が多い。




彼らと話をしていて思うのが、学生さんにとって


インターネット業界はまだまだ全然知られて


いないんだなぁということ。




もちろん彼らは当たり前のようにインターネットを


日常的に使って生活している。


でもそこでサービスを行っている会社について


どうやってその会社が儲けているのかという


ビジネスモデルはなかなか見えてない。




そのため、学生さんにとってインターネットを


主体としている企業は十把一絡に


『IT企業』というくくりで見られていることが多い。


これはあまりにも分類として大雑把すぎる。




そこで僕なりに簡単にインターネット業界を


整理してみるとインターネットビジネスは、


1.広告事業

2.EC事業

3.課金事業

4.受託事業

5.インフラ事業


の5種類に分類出来ます。


これらの5つの事業は、IT企業というくくりでは


括れないほど全く異なる事業で、


その業界のカルチャーも全く異なっている。




更にそのうち、「1.広告事業」は


(1)広告メディア事業

(2)広告ネットワーク事業

(3)広告代理店事業


の3つに分類出来るのですが、これがまだ誤解されやすい。


とにかく『広告』とついたらその時点で思考が停止して


『ネット広告ベンチャー』という括りで見る人が多い。



これはある意味、パソコンメーカーとパソコンの販売卸会社と

システムインテグレーターを全て『パソコンベンチャー』といって

いるのと同じ。本当はまったく違うのに。




つまり、インターネットビジネスは


1.広告事業  (1)広告メディア事業

1.広告事業  (2)広告ネットワーク事業

1.広告事業  (3)広告代理店事業

2.EC事業

3.課金事業

4.受託事業

5.インフラ事業


7種類の事業でほぼ説明出来るということになります。




ECナビの場合は、創業以来ほぼずっと広告メディア事業を


主体として事業を行っているのですが、この広告メディア事業は


これが一番、学生さんにとっては判りにくいみたい。




広告メディア事業ではテレビ局や新聞社、雑誌社などと同様に


ユーザーが求めているコンテンツを企画・制作して、


それを配信し、その利用者を増やすことで、


広告スペースを創り出し、その広告スペースを


販売することによって収益を得ています。




ちなみにその広告スペースをクライアントに対して


販売するのがクライアントの立場に立って


プロモーションを企画立案する広告代理店となります。




ですのである意味、これを上記のパソコン業界に例えると

(1)広告メディア事業       ⇒パソコンメーカー

(2)広告ネットワーク事業    ⇒パソコン卸販売

(3)広告代理店事業       ⇒システムインテグレーター(SIer)

とも言うことが出来ます。




だからこそ、僕はメディアビジネスはメーカーと


同様に『ものづくり』の精神が必要だと思う。


ここで言う『物づくり』とは単に企画やコンテンツを


指すだけではなく、そういったサービスを動かす


システムを創るということも含めてですけど。




こういう考えが背景にあって一昨年からECナビでは


次世代に向けて研究開発した技術を実験的に公表していく


ECナビラボ をつくってここで『検索』と『共有』をテーマに


ソーシャルブックマークサービス等の新サービスを


創ってきました。




というわけで、このようなインターネットでの『ものづくり』に


興味がある方は、こちらからご応募ください。



2008年ECナビ新卒採用ページは


こちらになります!

http://company.ecnavi.jp/recruit/fresh2006/