ジョン・バッテル, 中谷 和男
ザ・サーチ グーグルが世界を変えた

★★★★★(必読)


いいなぁ。こうやって言われてみたい。


「あの会社が世界を変えた」って。


今まで断片的にしか見えていなかったgoogleがこれによって


更に立体的に見えてきた。


またgoogleだけじゃなく、アイディアラボのビル・グロス(overtureの


創業者)についても結構書かれていて、検索業界という側面から見た


サブカルチャー史とも言える。


最近、検索キーワードってどんどん金融ビジネスっぽくなっていると


感じていたのだけれど、この本の中にもそんなことが書いてあった。


キーワードを安く買ってトラフィックを集めて高く売る。


まだまだ日本ではそれほどこれが広まっていないけれど


行き着くところはアービトラージ(裁定取引)となる。


そのうちキーワードのデリバティブとかも出てくるのかも。