【ようてい木育倶楽部登山部初活動1(登山口~9合目)】 | 森林五感伝説

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山で作業をしているおじさんが現代社会の失いかけている五感を取り戻したく、都会では経験出来ない出来事から五感を感じて欲しい。


8月24日はようてい木育倶楽部登山部(部員数は不明)の初めての活動、伊達市大滝区にある徳舜瞥山ホロホロ山ルートの登山でした。

正面に見える山が徳舜瞥山



参加者は部長の1名のみ。今回は初めてでお試しということもあり、特に部員にはお知らせしていませんでした。何せ8年ぶりの登山。部長として参加者を引き連れての行動には不安はありますからね。

さて、その結果は……

8年前にこの山を登ったのを最後にそれ以来登山はしていない(藻岩山を登ったぐらいかな)。体力的にはチョロチョロとヤマで作業もしているからそれほど心配もせず。ただ、ブランクがあるのが唯一の不安かな、という気持ちでした。

登山口から徳舜瞥山経由ホロホロ山までの距離は約3.5㎞。登山ガイドでは所要時間は2時間強というところ。この時間では難しいだろうとハナから思っていましたからとりあえず登りきることを目標にして、いよいよスタートです。

休み明けの月曜日ということもあって、駐車場には車はゼロ。今日はこの山に一人かあと思いつつ、天気は最高なので頂上からの景色を楽しみに登り始めました。


登山口(五合目)9:50頃スタート

昔の作業路を登り、すぐに現れる涸れ沢を横断し登山道へ。

トドマツ・エゾマツ林の森林の中を歩きながら沢水の音が聞こえてくる。先ほど渡った涸れ沢は上流側ではしっかりした水の流れがある。沢の音は気温上昇とともに涼しさが感じられますね。

そして、6合目通過(10:10頃)。

水場の水は冷たく、汗ばんできた体には心地良い。

この先からは少しずつですが登りがきつくなってくる。そうは言っても急登と呼ばれるほどの道はなく、難しさは要求されない。体力が続けば登られる山ですね。

この頃から遠く後方から鈴の音が聞こえ始める。一人登山には心強い。何かあったら助けてもらえますからね。実はこの後思わぬ展開が待ち受けていました。

周りの木々は針葉樹主体から徐々に広葉樹へと。まだ、この付近は高山でないので山里でみられる樹種が多い。樹種の変化も楽しみながら登るのも楽しみの一つですが、やっぱりそれには登る時期を変えたほうが良いかも。登山道周辺の植物も併せて楽しめますからね(6月頃が良いのかな)

登りがきつくなりペースは遅めで7合目(10:35頃)、さらに8合目(10:55頃)通過。このペースでは登り始めて2時間ではホロホロ山には着かない、暑さや疲れなどが相まってペースが遅くなるのはやむを得ないかな。飲料水の消費も予定よりも進んでいましたね。

登山道は比較的大きめの石と木の根でボコボコとしているため、スムーズには歩けないです。かなり躓きやすいので気を付けて歩かないと。上昇とともに雪に押されたダケカンバが障害となり、下ばかり見て歩いていると、「ガン」と頭をぶつけることもしばしばありましたね。

苦戦しながらもやっと9合目到着(11:10頃)。

徳舜瞥山頂上まで残りは600m。ほぼ札幌駅から大通駅ぐらいの距離ですからそんなに遠くはない。

最高の景色を独占できるまであと一息。水分を補給し、頂上を目指します。

9合目から下界の景色。見晴らしは良くないです


さてこの先どんな試練が待ち受けているか。

                            つづく……


via ようてい木育倶楽部
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