森林五感伝説

森林五感伝説

山で作業をしているおじさんが現代社会の失いかけている五感を取り戻したく、都会では経験出来ない出来事から五感を感じて欲しい。

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前回は9合目までのことを。さて、いよいよ徳舜瞥山頂上へ。頂上まではあと少し。

9合目から頂上までは約600m。札幌駅から大通までのチカホの距離ぐらいです。そう考えると大した距離ではないですが、ここまで結構足を使っていますから簡単にはたどり着かないだろうなあ、と思いながら頂上を目指しました。

ダラダラ登りが続く登山道。徐々に樹木は低くなりハイマツ群落へと。下界の姿が見えてくると登っている疲れも忘れられる。遠くには羊蹄山の姿も。

上は見上げないようにひたすら登るが、そうすると頭をぶつける。久しぶりの登山は注意力散漫になりますわ。

そして、9合目から25分後(11:35頃)。やっと無事に徳舜瞥山頂上へ。景色は最高も足がすくんでしまうほどの崖。前回はしっかりのぞき込むことが出来たけど今回は全くダメ。

ということで、軽く水分補給しホロホロ山山頂を目指し移動。約30分程度で着く予定も、前回はお花畑で足を止めることも多かったので今回も時間が掛かるはず。一番のお目当ての花はエゾオヤマリンドウ。じっくり見ながら稜線を進むことになるのだが……

一向に花の姿が見られない。ウメバチソウやナガバキタアザミは見かけるのですが、お目当ての姿はどこへやら。

登山道は草刈りの跡もあって、刈られてしまったのか?はたまたまだ早すぎたのか、遅すぎたのか。確認できたのは僅かに1株のみ。残念な気持ちのまま、ホロホロ山頂上を目指すし上り坂へと。

唯一見つけたエゾオヤマリンドウ


しかし、ここでまさかの出来事が。何かに躓き転倒。これまでなら堪えられていたのだろうが、左腕の調子が悪いこともあって、堪え性なく思いっきり転倒。膝をぶつけ、窪地に落ちてしまった。幸い打撲程度で何とか這い上がることは出来ましたが、骨でも折るようなことがあったら動けないですからね。

転倒し写真の真ん中の窪地に落ちてしまった


この岩場を登り切れば頂上


後ろの登山者の声は全く聞こえず、とにかく注意してゆっくり登ることにし、登りづらい箇所もありましたが、無事にホロホロ山頂上に到着(12:20頃)。

山頂から見る徳舜瞥山の姿に痛さもぶっ飛び、そして、恵庭岳や無意根山なども確認できますが、この日は白老方向からの雲の流れや遠くの山々も雲に覆われ確認しづらい状況でした。それでも、独り占めの頂上は最高の気分です。洞爺湖も見えますが、カルデラ湖であることも確認できますね。ここはお手軽なコースとしては絶景を味わえますから是非登ってほしい山だと思います。

到着後は水分補給。食欲は今一つも無理して腹にものを入れる。バテて動けなくなったら最悪ですからね。食事を済ませ、30分ほど休んで下山へ。脚は少し痛くなってきましたが、そこは下りですから勢いで!

と再び徳舜瞥山山頂へ。この間は遮るものがなく、直射日光も体にはきつい。かなり休みながらなんとか到着(13:20頃)。後ろからの登山者は山頂に居ましたが、山頂には寄らなかったので顔を合わせることなく登山口へと向かいました。しかしながら、脚の痛みはだんだん酷くなりやっとこさで9合目に(13:40頃)。ここで一旦靴を脱いで休憩。下りは楽と言えば楽ですが、脚への負担が大きく、さらにバランス感覚も必要。げっそりとした体ではなく、さらに左腕を痛めているためバランス感覚が悪い状況なのでとりあえずしっかり休憩を取りました。

下山し、再び9合目に到着


この休憩が良かったのか、その先は順調に下ることが出来、バランス感覚も昔を思い出したこともあり、無事に14:50頃に駐車場に到着。結局この日は2組の登山者という山でしたね。

今回は花の姿はあまり見かけられず残念でしたが、森林内のダイナミズムも感じられ、また時期を変えてリベンジしたいと思います。

下山後は、温泉で汗を流し、ノンアルコールビールで疲れを癒しましたね。ただ、今回はこれまであまりやらなかった後泊を。泊まる予定は当初は考えていませんでしたが、「泊ってきたほうがいいよ」という言葉に甘え、のんびりと温泉に浸ることにしました。有り難きことです。

次回は単独行動ではなく、複数人で行きたいもの。怪我という心配が今回は頭を過りましたから、単独は避けようかなと。

登山部の今後の予定は決まっていませんが、秋にはもう一度登ってみたいと思っています。


※今回の登山行程

2020.8.24

自宅(7:50発)― 中山峠経由 ― 徳舜瞥山登山口(9:40着)

登山口5合目(9:50出発)― 徳舜瞥山頂上(11:35着)― ホロホロ山頂上(12:20着)

ホロホロ山頂上(12:50出発)― 徳舜瞥山頂上(13:20着)― 登山口(14:50着)

コースタイム約5時間(休憩時間含む)

この後、ホロホロ山荘へ向かい、温泉で汗を流し1泊お世話になる。

翌日(2020.8.25)、洞爺湖経由で帰宅。


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8月24日はようてい木育倶楽部登山部(部員数は不明)の初めての活動、伊達市大滝区にある徳舜瞥山ホロホロ山ルートの登山でした。

正面に見える山が徳舜瞥山



参加者は部長の1名のみ。今回は初めてでお試しということもあり、特に部員にはお知らせしていませんでした。何せ8年ぶりの登山。部長として参加者を引き連れての行動には不安はありますからね。

さて、その結果は……

8年前にこの山を登ったのを最後にそれ以来登山はしていない(藻岩山を登ったぐらいかな)。体力的にはチョロチョロとヤマで作業もしているからそれほど心配もせず。ただ、ブランクがあるのが唯一の不安かな、という気持ちでした。

登山口から徳舜瞥山経由ホロホロ山までの距離は約3.5㎞。登山ガイドでは所要時間は2時間強というところ。この時間では難しいだろうとハナから思っていましたからとりあえず登りきることを目標にして、いよいよスタートです。

休み明けの月曜日ということもあって、駐車場には車はゼロ。今日はこの山に一人かあと思いつつ、天気は最高なので頂上からの景色を楽しみに登り始めました。


登山口(五合目)9:50頃スタート

昔の作業路を登り、すぐに現れる涸れ沢を横断し登山道へ。

トドマツ・エゾマツ林の森林の中を歩きながら沢水の音が聞こえてくる。先ほど渡った涸れ沢は上流側ではしっかりした水の流れがある。沢の音は気温上昇とともに涼しさが感じられますね。

そして、6合目通過(10:10頃)。

水場の水は冷たく、汗ばんできた体には心地良い。

この先からは少しずつですが登りがきつくなってくる。そうは言っても急登と呼ばれるほどの道はなく、難しさは要求されない。体力が続けば登られる山ですね。

この頃から遠く後方から鈴の音が聞こえ始める。一人登山には心強い。何かあったら助けてもらえますからね。実はこの後思わぬ展開が待ち受けていました。

周りの木々は針葉樹主体から徐々に広葉樹へと。まだ、この付近は高山でないので山里でみられる樹種が多い。樹種の変化も楽しみながら登るのも楽しみの一つですが、やっぱりそれには登る時期を変えたほうが良いかも。登山道周辺の植物も併せて楽しめますからね(6月頃が良いのかな)

登りがきつくなりペースは遅めで7合目(10:35頃)、さらに8合目(10:55頃)通過。このペースでは登り始めて2時間ではホロホロ山には着かない、暑さや疲れなどが相まってペースが遅くなるのはやむを得ないかな。飲料水の消費も予定よりも進んでいましたね。

登山道は比較的大きめの石と木の根でボコボコとしているため、スムーズには歩けないです。かなり躓きやすいので気を付けて歩かないと。上昇とともに雪に押されたダケカンバが障害となり、下ばかり見て歩いていると、「ガン」と頭をぶつけることもしばしばありましたね。

苦戦しながらもやっと9合目到着(11:10頃)。

徳舜瞥山頂上まで残りは600m。ほぼ札幌駅から大通駅ぐらいの距離ですからそんなに遠くはない。

最高の景色を独占できるまであと一息。水分を補給し、頂上を目指します。

9合目から下界の景色。見晴らしは良くないです


さてこの先どんな試練が待ち受けているか。

                            つづく……


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8月24日はようてい木育倶楽部登山部(部員数は不明)の初めての活動、伊達市大滝区にある徳舜瞥山ホロホロ山ルートの登山でした。

正面に見える山が徳舜瞥山



参加者は部長の1名のみ。今回は初めてでお試しということもあり、特に部員にはお知らせしていませんでした。何せ8年ぶりの登山。部長として参加者を引き連れての行動には不安はありますからね。

さて、その結果は……

8年前にこの山を登ったのを最後にそれ以来登山はしていない(藻岩山を登ったぐらいかな)。体力的にはチョロチョロとヤマで作業もしているからそれほど心配もせず。ただ、ブランクがあるのが唯一の不安かな、という気持ちでした。

登山口から徳舜瞥山経由ホロホロ山までの距離は約3.5㎞。登山ガイドでは所要時間は2時間強というところ。この時間では難しいだろうとハナから思っていましたからとりあえず登りきることを目標にして、いよいよスタートです。

休み明けの月曜日ということもあって、駐車場には車はゼロ。今日はこの山に一人かあと思いつつ、天気は最高なので頂上からの景色を楽しみに登り始めました。


登山口(五合目)9:50頃スタート

昔の作業路を登り、すぐに現れる涸れ沢を横断し登山道へ。

トドマツ・エゾマツ林の森林の中を歩きながら沢水の音が聞こえてくる。先ほど渡った涸れ沢は上流側ではしっかりした水の流れがある。沢の音は気温上昇とともに涼しさが感じられますね。

そして、6合目通過(10:10頃)。

水場の水は冷たく、汗ばんできた体には心地良い。

この先からは少しずつですが登りがきつくなってくる。そうは言っても急登と呼ばれるほどの道はなく、難しさは要求されない。体力が続けば登られる山ですね。

この頃から遠く後方から鈴の音が聞こえ始める。一人登山には心強い。何かあったら助けてもらえますからね。実はこの後思わぬ展開が待ち受けていました。

周りの木々は針葉樹主体から徐々に広葉樹へと。まだ、この付近は高山でないので山里でみられる樹種が多い。樹種の変化も楽しみながら登るのも楽しみの一つですが、やっぱりそれには登る時期を変えたほうが良いかも。登山道周辺の植物も併せて楽しめますからね(6月頃が良いのかな)

登りがきつくなりペースは遅めで7合目(10:35頃)、さらに8合目(10:55頃)通過。このペースでは登り始めて2時間ではホロホロ山には着かない、暑さや疲れなどが相まってペースが遅くなるのはやむを得ないかな。飲料水の消費も予定よりも進んでいましたね。

登山道は比較的大きめの石と木の根でボコボコとしているため、スムーズには歩けないです。かなり躓きやすいので気を付けて歩かないと。上昇とともに雪に押されたダケカンバが障害となり、下ばかり見て歩いていると、「ガン」と頭をぶつけることもしばしばありましたね。

苦戦しながらもやっと9合目到着(11:10頃)。

徳舜瞥山頂上まで残りは600m。ほぼ札幌駅から大通駅ぐらいの距離ですからそんなに遠くはない。

最高の景色を独占できるまであと一息。水分を補給し、頂上を目指します。

9合目から下界の景色。見晴らしは良くないです


さてこの先どんな試練が待ち受けているか。

                            つづく……


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8月24日はようてい木育倶楽部登山部(部員数は不明)の初めての活動、伊達市大滝区にある徳舜瞥山ホロホロ山ルートの登山でした。

正面に見える山が徳舜瞥山



参加者は部長の1名のみ。今回は初めてでお試しということもあり、特に部員にはお知らせしていませんでした。何せ8年ぶりの登山。部長として参加者を引き連れての行動には不安はありますからね。

さて、その結果は……

8年前にこの山を登ったのを最後にそれ以来登山はしていない(藻岩山を登ったぐらいかな)。体力的にはチョロチョロとヤマで作業もしているからそれほど心配もせず。ただ、ブランクがあるのが唯一の不安かな、という気持ちでした。

登山口から徳舜瞥山経由ホロホロ山までの距離は約3.5㎞。登山ガイドでは所要時間は2時間強というところ。この時間では難しいだろうとハナから思っていましたからとりあえず登りきることを目標にして、いよいよスタートです。

休み明けの月曜日ということもあって、駐車場には車はゼロ。今日はこの山に一人かあと思いつつ、天気は最高なので頂上からの景色を楽しみに登り始めました。


登山口(五合目)9:50頃スタート

昔の作業路を登り、すぐに現れる涸れ沢を横断し登山道へ。

トドマツ・エゾマツ林の森林の中を歩きながら沢水の音が聞こえてくる。先ほど渡った涸れ沢は上流側ではしっかりした水の流れがある。沢の音は気温上昇とともに涼しさが感じられますね。

そして、6合目通過(10:10頃)。

水場の水は冷たく、汗ばんできた体には心地良い。

この先からは少しずつですが登りがきつくなってくる。そうは言っても急登と呼ばれるほどの道はなく、難しさは要求されない。体力が続けば登られる山ですね。

この頃から遠く後方から鈴の音が聞こえ始める。一人登山には心強い。何かあったら助けてもらえますからね。実はこの後思わぬ展開が待ち受けていました。

周りの木々は針葉樹主体から徐々に広葉樹へと。まだ、この付近は高山でないので山里でみられる樹種が多い。樹種の変化も楽しみながら登るのも楽しみの一つですが、やっぱりそれには登る時期を変えたほうが良いかも。登山道周辺の植物も併せて楽しめますからね(6月頃が良いのかな)

登りがきつくなりペースは遅めで7合目(10:35頃)、さらに8合目(10:55頃)通過。このペースでは登り始めて2時間ではホロホロ山には着かない、暑さや疲れなどが相まってペースが遅くなるのはやむを得ないかな。飲料水の消費も予定よりも進んでいましたね。

登山道は比較的大きめの石と木の根でボコボコとしているため、スムーズには歩けないです。かなり躓きやすいので気を付けて歩かないと。上昇とともに雪に押されたダケカンバが障害となり、下ばかり見て歩いていると、「ガン」と頭をぶつけることもしばしばありましたね。

苦戦しながらもやっと9合目到着(11:10頃)。

徳舜瞥山頂上まで残りは600m。ほぼ札幌駅から大通駅ぐらいの距離ですからそんなに遠くはない。

最高の景色を独占できるまであと一息。水分を補給し、頂上を目指します。

9合目から下界の景色。見晴らしは良くないです


さてこの先どんな試練が待ち受けているか。

                            つづく……


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