やったぞ戸島!?~第3節・ホーム岡山戦 |  うさぎおやじ日記

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 FC町田ゼルビアのことなど、気の向くままに

「背番号23番 戸島章選手のゴールでしたァ」

 

和田翼さんの声が野津田の森に響きわたったのを、私は確かに聞きました。決して空耳などではありません。

戸島の足から放たれたボールがネットを揺らすところも、私は間違いなく見ました。まぼろしなどではありません。

 

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今シーズン2回目のホームゲームに迎えたのはファジアーノ岡山。

まだ白星が無い相手というのは、かえってやり難いところがありますね。勝利への強い想いで、あちらさんも必死でしょうから。



 

この日のゼルビアはスタメンに重松を起用。森村の名が控えにも無いのは怪我なのか?

そしてそのベンチメンバーを数えてみると、どうしても人数が足りないような気がしてなりません。そんなにも出られる選手がいない苦しい台所事情なのでしょうか・・・

(どうやら森村がインフルエンザだったらしい。)

 

 

試合前には中島のJ2通算300試合出場のセレモニー。まだまだがんばって下さい、お願いします。

昨日の各会場では3月11日ということで黙祷が行われていましたが、一日遅れではやりませんでしたね。もしかしたらあるかも、などと思ったのですが。

 

キックオフされるとやはり攻撃で目立っているのは中島。胸トラップから反転してのシュート、美しい!キーパーにキャッチされましたけど。

フィニッシュだけでなく動き回ってボールを受けてのチャンスメイク、よく働いてくれますが、彼に依存する部分が大きすぎるような気も。怪我人多数で層の薄い攻撃陣、どうしても中島への期待が大きくはなるのですが。

 

一方で相棒の戸島、土岐田のシュートが相手選手に当たってはね上がったところをフリーでヘディングするも枠へは飛ばず。前半にもう一回ヘディングシュートがあったかと思いますがこちらもゴールマウスはとらえることができず。

 

立ち上がりはかなり良かったので、前半の最初の方で1点欲しかったですね。その後は岡山にもチャンスを作られながらもスコアレスで終了。

 

ハーフタイムにはこの時期恒例のユース選手の卒団式。トップチームにも登録されていた青木選手のあいさつがありました。彼は大学に進学するのでしたね。

 

 

先制したのはこの日もゼルビア。後半の立ち上がり、かなり相手陣に入ったライン際の位置からのフリーキックに合わせたのは重松!

本当に彼はヘディングシュートが上手い。背は小さい方ですがポジショニングが良いのか、ここというところに入り込んでしっかりアタマに当てて来ますね。

 

背の高い方の選手も決めてくれないものか、そう思っているとそれはすぐにやって来ました。

相手ディフェンダーのフィードがミスになって、そばにこぼれて来たところを奪った戸島。ドリブルで仕掛けると相手を抜き去って、長い足をふり抜いたところから飛び出した弾道はゴールの隅へ。

戸島決めた!アタマではなく足で。

 

あっという間に2対0。いける、今日こそ初勝利。そんな想いにひたっていた時間はどのぐらい続いたのか、数分間あったと思います。そしてその後まさかのゴール取り消しに・・・

オフサイド?そんなはずはないでしょう。それともファールを取ったのか?

(オフサイドポジションだった中島が、ボールに触ってはいないがキーパーのプレーを妨げたということだったらしい)

 


現場では何だかよく判らないままに1対0から試合再開。もやもやしたものを抱えながらピッチを見つめる内に、またしても信じられない光景が。

相手の早いクロスボールを藤井がジャンプして胸ではね返すと、なんとそのボールは自陣のゴールへ吸い込まれてゆく。

髙原へのバックパスのつもりだったのでしょうか・・・

 

同点となってからは岡山が攻勢を強めて、危ない場面が多かった。ゼルビアは相手に裏へ脱け出されたところをファールで止めたり、かなり自陣でボールを廻されて連続して攻められていたり。それでも決定的なシュートを打たせることが無かったのは幸いでした。

 

終盤には16歳の橋村龍ジョセフの出場で盛り上がりはしましたが、結果はそのまま1対1のドロー。またしても初勝利がならなかったゼルビアです。

 

 

 

試合後にメインスタンドへあいさつに来た選手たちのなかで、背番号3は誰よりも深く頭を下げていました。

オウンゴールとなったプレー以外は、何度も岡山の攻撃をはね返していた航大。取り返す機会はまだいくらでもあるぞ、顔を上げて次へ向かおう。

 

2017・3・13