「ドーナツで一番おいしいのは真ん中の穴」
そんなジョークを聞いたことがあるのを、ふと思い出した元日でした。
何が言いたいのかというと、サッカーの試合で一番注目すべき出来事はハーフタイムにある(こともある)、ということです。
ドーナツの穴を食べそこなった・・・ではなくて、天皇杯決勝を観戦に行きながら、われらがFC町田ゼルビアの鈴木孝司の晴れ姿を見逃しました。
「SURUGA I DREAM Award」は、ジャイアントキリングを起こし大会を盛り上げた「天皇杯を象徴するゴール」に与えられるものだとのことです。
2回戦で名古屋グランパスから奪った終了間際のPKでの得点、その鈴木孝司のゴールが見事選ばれました。
味スタでの表彰式ではガンバとレッズのサポーターからも拍手をしていただいたとのことですが、この両チームというとゼルビアが戦って敗れたことのある相手でもあります。次に対戦する機会があったなら今度は彼らを相手にひと泡吹かせてやりたいものですね。
さて残念ながら表彰式は見逃しましたが、表彰の対象となった試合を現地観戦した私は、初めてのJ1相手の勝利に興奮を抑えられなかったのはよく憶えています。
でもやっぱり、4万人の観客に囲まれたピッチにスーツ姿で立つ孝司を見たかったなあ・・・
というようなことを思っていたら、スカパーの「Jリーグマッチデーハイライト~アディショナルタイム」で表彰の場面が放送されていました。
孝司にトロフィーを手渡していたスルガ銀行の社長さんのインタビューのなかでは、名古屋戦だけでなく3回戦のアビスパ福岡戦の勝利、そしてその勢いをもって入れ替え戦を制してJ2昇格を果たしたことについても触れられていました。また平畠さんの孝司へのインタビューもありましたね。
新年早々に話題をふりまいてくれたFC町田ゼルビア。最高の2016年のスタートですね。シーズン開幕まで、いやシーズン中もこの調子でサッカー界を盛り上げていきましょう。
2016・1・3