あの時のあの声で、今度は昇格を |  うさぎおやじ日記

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 FC町田ゼルビアのことなど、気の向くままに

「この町が有望なジュニアをたくさん輩出していること、これは日本サッカーの歴史から疑うことはできません。

その少年サッカーの町が、日本を代表するサッカーの町になるために、越えなければいけなかった壁。すでにスタジアムの準備は整いつつあります。

そのスタジアムでこれからゼルビアがどんなサッカーの歴史を歩み始めるのか、刻み込まれた今日のこの想いが、ゼルビアをさらに強くするでしょう。」


スカパーで生中継される「J・J3入れ替え戦」の第2戦、実況アナウンサーは田中雄介さんなんですね。今から3年前、FC町田ゼルビアがJ2から降格したホーム野津田での試合を担当されていた方です。

冒頭に記したのが、その時の中継の言葉。映像には雨に打たれながら最後のあいさつに廻るゼルビアの選手たち。その先にある観客席には、もちろん私もいました。


録画したDVDのこの部分をたまに観ることがあるのですが、そのたびに泣きそうな想いになります。

悲しいシーンではありますが、田中雄介アナの実況は心に響く名実況として、今も私には記憶されています。


あの時に「降格」を伝えたあの声で、今度は「昇格」を伝えてもらいたい。

あのシーズンにゼルビアのユニフォームを着ていた、解説者の戸田和幸さんと共に。


2015・12・2