FC町田ゼルビアに、無事来シーズンのJ2ライセンスが交付されました。
ライセンスなど交付されて当然と思っている幸せなクラブのサポーターもいるでしょう。しかし4年前にスタジアム基準に阻まれてJ2昇格ができなかったという過去を持つ私たちにとっては、これだけでもひと安心です。
J2のいくつかのクラブの中にはJ1ライセンスを受けることができず、6位以内に入ってもプレーオフ出場権が得られないところもあります。
またゼルビアの昇格争いのライバルのひとつであるAC長野パルセイロも、成績だけなら昨年までにとっくにJ2に上がっていたはずのクラブです。
いくら好成績を残しても昇格できない、そんな状況のなかでも選手たちは懸命に走り続け、サポーターもスタジアムに通って応援を続けます。
施設に恵まれたクラブよりも、そういったピッチ外での苦労を経験しているクラブやそのサポーターに対しては、やはりより親しみを感じてしまいますね。
「J2昇格は不可」、4年前の9月にこの悲報を、フロントはどんなふうに相馬監督や選手に伝えたのでしょう?
そして選手は、どんな想いで残りの試合のピッチに立ったのでしょう?
「このままいけば昇格できる」、そう思っていただけに、J2から降格したあの日よりも、私にとってはショックの大きかった思い出です。
初年度の明治安田生命J3リーグも残すところ7試合。ライセンスが交付された以上、あとは勝ち点を積み上げるのみ。
そう言いたいところですが、平均観客数の方もちょっと心配ではありますね。
2014・10・1