甲子園も良いけれど・・・ |  うさぎおやじ日記

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 FC町田ゼルビアのことなど、気の向くままに

今がたけなわの高校野球の地方予選。自分の母校あるいは地元、遠く離れてしまったふるさとのチームを応援するのは自然な気持ちでしょう。

夏は日本人にとって、「地元・ふるさと」を意識させる、そんな季節なのではないでしょうか。


地方予選が終わり甲子園へと舞台が移った時、母校の名前をその中に見つけることの出来るひとは幸せですが、残念ながらごく少数ということになるでしょう。

そんな時、多くの方はたとえ母校ではなくても自分が生まれ育ったり、あるいは今住んでいる都道府県のチームを応援することが多いのではないでしょうか。


でも首都圏、特に東京都ではどうでしょうか?

私は東京都で生まれ育ってきましたが、東京の代表というだけで応援する気にはなれません。たとえ母校ではなくとも応援する気持ちになれるのは地元の学校、町田市の学校だけです。

私にとって町田市民としての意識は、東京都民としての意識とは比較にならないぐらい大きなものだと思います。


高校野球の全国大会は春と夏の短い期間に集中して行われるものですが、サッカーでは一年中、というか正確には9ヶ月ぐらいの長いシーズンにわたって、「町田市民意識」を刺激してくれるチームがあります。


「FC町田ゼルビア」、それがそのチームの名前です。


J1、J2のさらに下、JFL(日本フットボールリーグ)に所属するチームです。

たかがアマチュアリーグのチームだろ、そう思われましたか?

でもここにはサッカーに対する情熱においては決してJリーガーにも劣らない選手たちがいます。

かつてJリーグのクラブに所属していながら自由契約になり、もう一度その舞台への復帰を目指す者。Jリーグでのプレーを夢見ながらどこからも声が掛からなかったが夢を捨てられない者。


私たちの町、私たちのふるさと町田のためにプレーする熱い選手たちのクラブ、FC町田ゼルビア。

町田市民にとっては日本代表の何倍も「自分たちの代表」と意識させてくれるチーム、私はそう思うのですが・・・

この夏はそんな地元のサッカークラブの試合へ足を運んでみてはいかがでしょうか。


次のホームゲームは7月30日、野津田競技場。相手は信州の「松本山雅FC」。

自分たちの地元・ふるさとを愛する気持ちにおいては町田に勝るとも劣らない素晴らしいものを持っているサポーターが大勢いるクラブです。

町田市民のみなさん、ぜひ一度(特に初めての方)野津田へ行ってみて下さい。

自分たちの町にこんなに盛り上がっているイベントがあったのかと驚かれるはずです。


2011,7,28