【祝】週刊少年ジャンプ20号にハンターハンターが連載再開されました!

日記の前半は壺について、後半は人の表情から気持ちを察す感想を述べます。

 

表紙の壺。「カキン王家に代々伝わる壺」のようです。王家の者がこの壺に血液を入れることで、不思議な能力が身につきます。

この壺と似たのを見た記憶が…ゴンとキルアがゼパイルと会った業者市の話のときですよね!10巻49ページにありました。

壺の上部のデザインが違うけど、業者市では蓋をした状態なのかも。

ゼパイルは「贋作、パチモノよ」と言っていたので、もしかすると、カキン王家の壺の贋作を見本にして更に贋作をつくった可能性が考えられるかもしれません。

つまり、王家の壺の本物が人の目に触れることが少ないと思うので、贋作がつくられたものが世に出回り、その贋作を見てゼパイルが作ったなら、可能性は高いでしょう。

 

さて、カキン王家は跡継ぎを一人残して、他は全員「死」という残酷な運命が待っています。

最後の正妻であろう第14王子の母親は、貧民の出身。王の正妻になり、贅沢な暮らしを楽しみます。

明日食べるごはんにも困る生活から抜け出したい気持ち、贅沢をしたい欲を、責めてはいけないと思うのですよ。

贅沢を経験したうえで、何が大切かを知ることが大切だと思います。

彼女はワブル王子(娘※カキン王家は男女関係なく王子と呼ぶ慣習)を産み、娘が将来、殺し合いの場に巻き込まれ、いつか暗殺される運命を悲しむのでした。

彼女の心中は、王の正妻という名誉も富も要らないから、娘が無事であってほしい!生き延びてほしいという気持ちでいっぱいでしょう。

子を失う親の気持ちは、果てしなく悲しいものでしょう。

 

クラピカがワブル王子を抱っこするときの切ない表情は、この子はいつか暗殺されるだろう、そして、クラピカ自身も緋の目の種族の最後の生き残りとして、子孫を残すことなく、いつか殺される運命を、王子と重ねているように見えるのでした。

カキン王家編、悲しい物語の始まりですね…。