ブランディング・パラノイア(473)クリエイティブ・ブリーフ | うさばなし

ブランディング・パラノイア(473)クリエイティブ・ブリーフ

あるブランドのクリエイティブ・ブリーフを書いた。

クリエイティブにコミュニケーション戦略をブリーフする時のペーパーである。
戦略シートといってもいい。

このシートを書き上げる、それは僕には極上の時間である。
ご馳走を食べるのと似ている。
わくわくする。
なので、わざと書き始めないこともある。
今回も、昨日書こうかと思って止めた。
書き出す前に、もっと考えていたかったからだ。

クリエイティブ・ブリーフは僕自身が作ったフォーマットがある。
基本的な枠組みである。
しかし、その時々によって変える。

クリエイティブがこのシートを見れば、何を伝えたいか、
コミュニケーション戦略の全貌が見える、それが目的だ。
しかも、なぜこういう考えに至ったか。
理論構築が、そのシートの中で出来ていなくてはいけない。
自然な一気通貫が出来ていること。
それが戦略シートだ。

だから、本質は同じだが、
カテゴリーやブランドによって書き方が変わっていくのは当然だと思う。

午前中をかけて書いた。
気に入らない。
というか、これでいいのか。
納得がいかない。
こういうのもあるか、と別案も書いた。
どっちがいいか、見えない。

こんな時には、無理しない。
一晩、寝かせる。
忘れてしまう。
明日見れば、どっちがいいか、わかる。
たのしみは、まだまだ続く。