昔から、自由帳にぐちゃぐちゃと書いたりするのは好きだ。
また、手帳やら電子手帳というカッコよさげな持ち物も昔から好き。

下手に記憶力は良かったのと、たくさんのスケジュールをこなす生活を
送ってこなかったため、カレンダーやスケジュール帳に書き込む癖は
全くなかったので、手帳はもらっても買っても一年通して使ったことはなかった。

それは、いまだにそうだ。
仮に年度初めと終わりに使っていたとしても、空白の何か月間というのは必ず現れた。

そんなわけで手帳はそう必要としない、ノートだと。

あまり自由になる小遣いもなく、バイトをして稼ごうともしなかった僕は、
100円均一ショップが大好きだった。
ノートもシャープペンシルも100円均一で購入したものを愛用していた。


シャーペンはすぐに詰まる、ボールペンは、すぐに書けなくなってしまう。
ノートは特に不満はなかったのだが、ある雨の日、カバンに入れていたのに、
表紙が湿って、ボロボロになってしまった。
何を書いていたかは、忘れたが、腹が立って、ビリビリに破って捨てたことは覚えている。


ペンに関しては、僕自身の使い方の問題もあるんだろうなと思っていた。
しかし、ノートに関しては、許せなかった。

その頃、たくさん書けて丈夫な高級ノートとして、モレスキンの存在を知った。
モールスキンと呼んでいた頃は知らないので、ほとんど最近だと思う。

こんな高いノート、誰が買うんだと思っていた。
100円均一で十分じゃないかと。

もしかしたら、本当に100円均一で十分なのかもしれない。
しかし、モレスキンのノートは、僕がイラつく点をすべてカバーできていた。

まあ、その後、それでもやっぱり、手帳としてのモレスキンは続かなかったけど。