【登録】69 ビル・マーフィー
【抹消】67 的場直樹
唐川の負傷により出番がまわってきたマーフィーですが、ファームでも2試合続けて打ち込まれている事から不安いっぱいの今日の先発となります。
そして抹消となったのは的場。先週のマーフィーの先発が雨で流れた翌日に田中雅が登録されたことから、この間の捕手3人態勢は暫定措置だったととるのが妥当でしょう。これによりマッチの出場機会が限られてしまうのは残念ではありますが、マッチには1軍投手陣のボールを数多く受ける事でしっかりとリードを学んで欲しいと思います。
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そのマーフィーとマクレーンという外国人左腕対決となる今日の試合、マリーンズは前回の初対決で苦杯を舐めさせられたマクレーンに対し清田・岡田という新しい1・2番、8・9番は早坂・工藤というオーダーで臨みます。昨日からのメンバー変更は角中→清田のみで、相手先発左腕に対し岡田・福浦・工藤の3人の左バッターを並べた事が吉と出るか凶と出るかにも注目です。
一方のバファローズは不調のT-岡田を登録抹消で欠く中、相手先発左腕(H和田、L石井一、Mマーフィー)に対し今日で3試合連続の竹原4番起用となります。竹原が4番である以上、マーフィーには竹原に対しての厳しい攻めが要求される訳で、インハイで起こしてアウトローのチェンジアップで引っ掛けさせるというイメージの配球で攻めてもらいたいものです。(アウトハイのストレートやインローのスラーブはタケのホットゾーンだけに要注意！)
1回表のマリーンズが簡単に3者凡退に倒れると、その裏のマーフィーは1死から大引・後藤の連打で一三塁とされた後、注目の4番竹原にはインコースを狙ったスラーブが外に抜けたところを力みのないスイングでライトに打ち上げられ、これが犠牲フライとなって簡単に先制を許してしまう事に・・・。
今江の右中間ツーベースによる2回表の1死二塁のチャンスを逃した打線は続く3回表、先頭の早坂が三遊間を破るヒットで出塁、工藤の送りバントと清田のセンター前ヒットで1死一三塁とすると、左投手キラーの岡田が外の逃げるボール(スライダー)に食らいついてレフト前に落とすタイムリーヒットを放ち、チーム25イニング振りとなる得点をスコアボードに刻みます！
早坂のレフト前ヒット！(2B1S・136km直球＝マクレーン)
清田のセンター前ヒット！(0B1S・122kmチェンジアップ＝マクレーン)
岡田のレフト前タイムリー！(1B2S・128kmスライダー＝マクレーン)（以上、テレビ中継映像より）相変わらずの井口が外の落ちる球で三振に倒れるも、カスティーヨが死球で繋いで2死満塁としてバッターは今江。しかし頼みの今江はサードゴロに倒れこの回は同点止まり。それでも前カードのホークス戦で1イニング3安打は一度もなかっただけに、繋ぎが信条のマリンガン打線復活までもう一息と思いたいところ！
マーフィーが2回から3回にかけてエラーのランナーをひとり許すだけのノーヒットに抑えリズムを掴むと、4回裏もヒットとエラーによる1死一二塁のピンチを併殺打で切り抜け、良い意味で我々マリーンズファンの期待を裏切るナイスピッチングを続けてくれます！
直球はやや荒れ気味で時々ボールが先行するものの球に力が感じられ(MAX146km)、何よりここまで無四球(1死球)なのが一番の好投の要因でしょう！
一方130km台中盤の(動く)直球にスライダー(＆カーブ)とチェンジアップのコンビネーションで「青い瞳の帆足」というイメージのマクレーンを中々捉え切れない打線は5回表、1死から清田が外スラ(外角から曲げるスライダー)を弾き返す見事な逆方向への打撃で右中間を破って二塁へ進みますが、後続の岡田・井口が倒れ無得点。
マーフィーの圧巻は6回裏、竹原とバルディリスを外のチェンジアップで、李スンヨプをストレート攻めで追い込んだあとの外角スライダーで3者連続空振り三振切り！
まずは竹原を0B2Sから129kmチェンジアップで！
続くバルディリスも1B2Sからワンバウンドの130kmチェンジアップで！
締めは李スンヨプを1B2Sから129kmのスラーブで3者連続三振にとり
悠々とベンチに引き揚げるマーフィー！（以上、テレビ中継映像より）6回まで球数86球という省エネピッチで完投も見えてきたマーフィーでしたが、続く7回裏に落とし穴が待っています。珍しくチェンジアップが高くなってしまったところを田口に左中間に落とされると、続く辻の送りバントを自ら悪送球して無死二三塁。ここで代打の荒金にセンター前タイムリーを打たれて勝ち越しを許すと、無死一三塁と続くピンチで坂口のショートゴロを早坂が好バックホームで刺したところでマーフィーは降板。
そして1死一二塁で登板した2番手伊藤がヒットと犠牲フライで痛い3点目を失ってしまいます・・・。
結局試合は7回まで投げたマクレーンから平野→岸田と継いだバファローズの必勝リレーの前に反撃を断たれ、1-3のまま試合終了。
終盤もうひと踏ん張りが出来ずに残念ながら負け投手になってしまったマーフィーではありますが、7回途中を5安打8奪三振の3失点(自らのエラーのため自責点は1)、与えた四死球も僅かに2ですから充分合格点をあげられるピッチングだったと思います。
大谷と上野の不安定さが気掛かりなだけに二人の間に割って入る余地は充分にあると思いますし、9連戦のあと10連戦が控える9月後半の戦いを考えても、マーフィーに使える目途が立った事は朗報ではないでしょうか？
それから8回裏1死一二塁のピンチで伊藤ちゃんからマウンドを引き継いだ木村雄太も、アチャのエラーで1死満塁とピンチを広げるものの後続の伊藤・坂口を打ち取って無失点で切り抜けるナイスピッチだったようですね！(またしても雨でCSの受信状態が悪くなって見る事も録画することも出来ませんでした・・・
)これで交流戦序盤に喫した6連敗に次ぐワーストとなる今季4度目の4連敗で(他の3回は全て交流戦期間中でしたので、パリーグの戦いでは初めての4連敗となります・・・)、バファローズにも抜かれての5位転落となってしまいました。
さばさばとした目でこの結果を受け止めてしまい、正直負ける事に少しずつ慣れっこになってきている自分が情けなくもあり腹立たしくもありますが、落ちるところまで落ちてからでないと大逆襲の気運が高まらないのであればそれも結構！
可能性の残る限り、その一番高いところに到達する事を信じて、明日も明後日も「ヘタレマリーンズ」の戦いを見つめ続けて行くだけです！
【ロッテ】荻野貴再手術…今季復帰厳しい
ロッテは２６日、荻野貴司内野手（２５）が千葉県内の病院で右膝関節鏡視下手術を行ったと発表した。５月にも同様のクリーニング手術を行っており、右膝に関節鏡を入れたのは今季２度目。全治期間は未定も、リハビリのため３～４週間の入院を要する見込みで、今季中の復帰は難しい状況だ。
石川球団本部長は「チームにとって痛いのは間違いないが、彼のこれからのためにも完全に治しておいた方がいい」と話した。
(2011年8月26日18時58分 日刊スポーツ)
バファローズvsマリーンズ15回戦（8/26 ほっともっと神戸、観衆：25775人）
マリーンズ6勝8敗1分
001 000 000=1 H:6 E:4(早坂、今江、マーフィー、カスティーヨ)・・・情けない・・・
100 000 20x=3 H:7 E:0本塁打：なし
投手：
ロ：●マーフィー2勝3敗（6回1/3・28人98球5安打8三振2四死球3失点1自責点）→伊藤（1回6人2安打1四球0失点）→木村雄（2/3回3人0安打0失点）
オ：○マクレーン2勝2敗(左)（7回）→H平野(右)（1回）→S岸田22S(右)（1回）
マリーンズ打撃成績：
1（左）清田↑.227・4打2安
2（中）岡田↓.262・4打1安1打点
3（二）井口↓.258・4打0安
4（一）カスティーヨ↓.286・3打0安1死球
5（三）今江→.277・4打1安
6（指）福浦↓.231・4打0安
7（捕）里崎↓.219・3打0安
8（遊）早坂↑.242・3打1安1得点
9（右）工藤↑.218・2打1安1犠打1盗塁死
チーム打率：→.242、5残塁、0併殺打
バファローズ・スタメン：（中）坂口（遊）大引（二）後藤（指）竹原（三）バルディリス（一）李スンヨプ（右）田口（捕）辻（左）梶本勇
vsバファローズ＠＆京セラドーム
8/27(土)の予告先発：Bs寺原10勝6敗(右)（中6日）vsM渡辺俊5勝6敗（中6日）
以下、先発予想：
8/28(日)Bsフィガロ(右)（中6日）vsM小野（中6日）
vsファイターズ＠QVCマリン
8/30(火)M成瀬（中6日）vsF武田勝(左)（中6日）
8/31(水)M大谷（中6日）vsFダルビッシュ(右)（中5日）
9/1(木)M上野（中6日）or唐川vsFケッペル(右)（中5日）or吉川(左)
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