私の友達ヴァネちゃんに、12月まで日本語検定のお手伝いを

してあげていた。



1月に入ってから、今度は彼女が私のイタリア語の勉強を手伝ってくれている。


ヴァネちゃんはトリノ大学で文学を専攻していたので

文法や作文はおまかせ!!のなんとも心強いセンセーである。



さて、



クリスマスにヴァネちゃんから、お茶をもらった。






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こんなオサレな缶に入っていて、読んで見ると

「花茶」 と書いてある。


その下に、「3つの雲」

なんていう名前が書いてある。


雲のようなお茶かぁ・・・


取り出してみると






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うわっ! 真っ黒の花だ。


缶の裏に説明が書いてある。

どうやら「菊の花」 のようだ。


お湯を入れてから7分くらい待つようにとある。



長い・・・・・





お茶は好きだけれど、普段はショウガ入りの紅茶か、

家では緑茶を飲むようにしているので、菊茶の出番はなかなかやってこなかった。



お茶を淹れるのに7分も待つなんて、せっかちなワタシには向いてない。



しかし、ヴァネちゃんからもらったプレゼントだ。


いつか彼女と一緒に飲もうと決めていた。





さて、



日曜日の午後、ヴァネちゃんの家に行って、イタリア語の作文を添削してもらった。


休憩時間には、お茶を淹れてお菓子を食べるのが

私たちの習慣である。



この日は菊茶を持参した。



ヴァネちゃんがお茶のしたくをして、彼女が日本から届いた手紙を

見せてくれた。


7分くらい待って、お茶がどんな具合かティーポットを開けてみる。









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おおおお~~~~っ!!



ティーポットに入れたのは、黒い花だけなのに、

7分の間にその中から小さい白い菊が3つ出てきて、




まるで 雲のようである。




なるほど~~~「3つの雲」とはよく言ったものだ。


ティーポットの中で雲が3つゆらゆら揺れているようだった。



ああ、詩的だわ~~~



2人でカンドーする。







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この日のお菓子。


左はヴァネちゃんのお母さんが揚げてくれた、カーニバル用の揚げ菓子。


右はヴァネちゃんの手作り。 中にクリームが入っていておいちかった。



イタリア語の勉強は大変だけど、

休憩時間が楽しみでねぇ・・・・・



うふっ、しあわせ~~~