民主党・小沢代表への西松献金事件。ゼネコン総ぐるみ説!?東北の業者は真っ青! | 日刊 鼠小僧

民主党・小沢代表への西松献金事件。ゼネコン総ぐるみ説!?東北の業者は真っ青!

 民主党・小沢一郎代表への西松違法献金事件はゼネコン、東北の下請け建設業者にも飛び火した。東京地検特捜部はこれまでの調べから大手ゼネコンらも関与、談合組織をつかって「迂回献金」をしていた疑いがあるとみて徹底解明する方針だという。


 ゼネコンは「清水建設」「大林組」「大成建設」の大手と準大手は「戸田建設」で下請け業者を使って小沢代表側に迂回献金させていた疑いがあるという。しかも下請けからのものが、どの建設会社の筋の献金かパーティ券購入かルートがわかるように業者名一覧表まで付けられていたというのだ。その解明のため東北地方の建設業者らから参考人として一斉に事情聴取する模様だと新聞は書いている。

 西松事件を取材中のジャーナリストがいう。
 「小沢氏の秘書たちと東北の下請けを含めた業者を徹底的に洗え、というのが合言葉みたいになっているようです。小沢氏サイドの国策捜査発言が、さらにヤル気に火をつけたようです。小沢氏の元秘書で民主党の石川知裕衆院議員まで参考人として事情聴取されたのもそのヤル気の表れで、小沢氏に献金してきた東北の建設業者はみな真っ青ですよ。ずばずばと核心に入り込んでいる感じだ。当然のように地元・岩手では小沢批判が噴出し始めたそうです」

 献金という名の金集めはゼネコンを巻き込み複雑な仕組みになっており根が深いという。
 下請けの献金はゼネコン側が工事代金を水増しして支払い穴埋めしていたという。献金が少しでも遅れると「まだ入っていないぞ」と催促されたという話しも伝わっている。
 各ゼネコンは東北6県の大型公共工事では入札前に受注調整。大手ゼネコンの元幹部が仕切り役を務めていたともいう。小沢代表の資金管理団体「陸山会」の会計責任者を兼ねる逮捕された秘書・大久保隆規容疑者(47)が、そのゼネコン各社との交渉窓口になっていたともいう。

 小沢代表に献金をつづけていた西松建設が国土交通省が発注する「胆沢ダム」(岩手・奥州市)工事の1部を約100億円で受注した。その裏ではこうした献金と調整があったと見られている。下請け、さらには孫請けをつかっての巧妙な献金ルート。ゼネコン側の談合の仕組みも暴かれることになろう。

 一方で強腕として知られる小沢代表の金権体質を物語るエピソードが12日付けの新聞に載っていた
 笹森清・前「連合」会長がある会合の席で「対島が(韓国の)ウオン経済に買い占められそうだ」というと、小沢代表は「そのことを心配するなら、いま絶好のチャンスだ。円高だから(韓国領の)済州島を買っちまえ」と応じたという。