東京福祉大学をめぐる怪文書が指摘するもの。 | 日刊 鼠小僧

東京福祉大学をめぐる怪文書が指摘するもの。

 またも東京福祉大学を巡る怪文書が出回り物議をかもしている。


 差出人は「学校有志」である。同大の評判は良くない。「福祉」の名のつく学校だが、前総長の中島恒雄被告(60)が猥褻ハレンチ事件を起こし逮捕されたのをきっかけに大学の恥部が暴れてきた。


 学校法人の代表である中島は身近にいた女性を片っ端からセクハラ行為に及びハレンチの限りをしたという容疑でご用となった。その後の調べでは総長室の奥にはシャワールーム、ベットルームまであったというから確信犯だろう。
 被害に遭ったのは同大の女性職員や教員だったという。


 新たな怪文書では学園の総長逮捕事件の反省もなく学園の「悪質な実態」は今後も変わらないと指摘している。
 今回の事件で、新理事長に87歳になる実の母親が就任したこと学長も中島前総長の子飼いの男だから「調査委員会」を作っても何も変わらない、という。
 また、東京福祉保育専門学校の教員には、仏像を盗み回っている者までいたと書いている。系列の専門学校が何校(実名で4校)かあるが、教員の質は悪く「パワーハラスメント」が横行しているという。


 授業の仕方にも触れているが怪文書ではグループ全体の「悪質な錬金術」を明らかにしなければならないと考え、この文章を書いたと締めくくっている。
 法人名も事件後は「T学園」に変わっている。福祉の名を語り、しかも大学という教育の場とは思えない事が行われ、堂々とまかり通っていたというのだから驚く。


 怪文書は切実な願いをこめ訴えているが、改善されるのは何時のことになるか。

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