小池百合子ははしゃぎ過ぎ!?町村派の葛藤・・・。 | 日刊 鼠小僧

小池百合子ははしゃぎ過ぎ!?町村派の葛藤・・・。

 「空気を読むのがうまい。女のカンかね」


 小池百合子元防衛相(55)にやっかみ半分の声があちこちで聞かれる。
 自民党内で「ポスト福田」の動きが活発化している中、麻生太郎前幹事長と共に注目されている1人が小池氏である。麻生氏が「本命」とすれば、小池氏は「対抗でなく“穴”だ」とみる人もいるほど。ご本人は意識してかどうか、生臭い話題のあるところには必ず顔をだす。

 さき頃、同じ町村派の中川秀直元幹事長が会長を務める「京都議定書目標達成議員連盟」(通称『もくたつ』)の幹事長に就任した。メンバーは自民、公明両党からなり約60人。ちょっとしたグループだ。
 しかも「陰の官房長官」と呼ばれる中川氏とのコンビ。この2人は中川氏が福田総理の親書を携え訪中した際に「有力政治家も、是非に」の要望に応えて小池氏を同道させている。蜜月の関係にある。
「もくたつ」の幹事長就任もポスト福田狙いのアドバルンと見るむきもある。しかも4月22日には東京都内の講演で旧日本新党出身議員の名前を挙げて連携に意欲をみせた。民主党の前原誠司前代表や枝野幸男元政調会長らの名もあった。ねじれ国会にあって政界再編を匂わす動きさえ覗かせた。
 4月初めには小泉純一郎元首相や前原氏らと都内で会食している。なにかにつけ目立っている。派手な動きに周辺も関心を抱かざるをえない。

 しかし、そんな小池氏に対して町村派内の反応は意外と冷たい。
 次の次あたりに宰相の座を伺っている町村信孝官房長官とその勢力はシカト状態だという。
「渡り鳥にこれ以上、甘い汁を吸わせない」という。渡り鳥というのは小池氏が日本新党、新進党から自民党にくら替えしたことをさす。節操がないが、環境、防衛の両大臣に抜擢されるなど、いいとこばかり歩き要領がいいという皮肉もこめられている。「政権と寝る女」と週刊誌に書かれたこともある。

「町村派では中川秀直さんとだけはぞっこんだが、他はあっち向いてホイという感じです。しょせん彼女は党の広告塔でしかないんです。都合の悪いときは彼女を据えとけばいい、収まるから」
 ある議員はこう皮肉っている。まして町村派内ではポスト福田に小池氏の名は禁句だ。

 だが、一方では小池氏を持ち上げる面々もいるのだから政界の腹のなかはわからない。

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