原・巨人に系列会社の悲鳴と怒り。 | 日刊 鼠小僧

原・巨人に系列会社の悲鳴と怒り。

 原辰徳監督率いる巨人軍がパッとしない。


 「揃えた品物はいいが一向に売れない」店主の原さんは嘆くまいことか。開幕16試合で10敗は24年ぶりの球団史上3度め記録だという。勝負事には白黒がつきものだが、開幕早々だというのに原監督への風当たりが強い。巨人贔屓の評論家やファンからではない。身内からだ。有名な元オーナーにいたっては勝てばご機嫌だが、負ければクソミソ。監督を馬鹿呼ばわり。「落合(中日監督)より頭が悪いな」

 しかし、もっと収まらないないのは巨人の快進撃をあて込んでいる関連系列の会社だ。読売新聞、スポーツ報知、日本テレビなどのほかにグッズやドームの弁当、飲料を扱う業者も同じだ。

 「広告にもろにひびいてくる。連勝している時と負けが込んでいるいる時とではクライアントの反応も違う。勿論、販売部数はモロですよ。最近ではお客さんも巨人戦のチケットを欲しがりませんもの。同じ負けがこんでも長嶋(茂雄)さんのときは貰ってくれた。原は人気がないのかね」

 これは広告部員の話だが、テレビも視聴率が心配。年間最低を記録しないかと放送権を持つ日本テレビは今からハラハラ。開幕戦は11・3%と惨憺たるもの。その後も昨年を越えられない。
 日テレが放映するのは巨人主催72試合のうち41試合だけ。かってのように「日テレ独占」ということはなくなった。しかも日テレの中継は「尻切れトンボ」で後味の悪さだけが残り人気がない。ある事情通によると「広告の定価もがた落ちで東京六大学の早大戦より安い」という。

 早大のハンカチ王子こと斉藤祐樹投手が投げるとなればテレビ中継の広告が1分300万を超えるが巨人戦はその3分の1だそうだ。プロがアマに打ちのめされた格好だ。系列新聞とて苦戦はまぬがれない。
 まして金に任せて補強した大砲が音なしで、リタイア組も出るとあっては全てがちぐはぐ。

 更迭論は出ないまでも原批判はチーム内だけでなくグループ内に広がりつつある。「仕事がやりにくいよ」と試合の度にはらはら、ドキドキだとか。
                    

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