【物語16】これからのケータイ販促 | 飲食店経営 右肩上がりブログ

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飲食店を開店するのは本を読めばできますが、経営(=継続)するには、本を読んだだけではなかなか大変です…。
本ブログでは、大不況の時代においても飲食店の経営を「右肩上がり」にするための情報をご紹介いたします。

(つづき)

【これまでのあらすじ】

ケータイ販促を導入して半年。

クレームやトラブルが急増した高木のお店には、何が起こっているのでしょうか?


【本編】

これらのクレームやトラブルが増えていくにつれ、メールの反応率が急激に落ち込んでいるのだ。


1,000件全てに一斉配信しても戻りは7、8件しかない時もある。

送信するメール特典は「1,000円割引」や「3品サービス」など、インパクトは十分なのに…。


同時に、アドレス件数も増えなくなった。

むしろ1,000件から徐々に減っている。


なぜなのか?

クレームやトラブルと関係があるのだろうか?


考えて思い浮かんだのは、ケータイ販促を導入して成功した鈴木のことだった。


最近、連絡を取っていないが、ヤツの店は大丈夫なのか?

電話してもつながらなかったので、「明日の昼過ぎに店に行く」と、留守電に入れておいた。


翌日。

鈴木の店である駅前の居酒屋「忘却(ぼうきゃく)の宴(うたげ)」に着いたのは昼過ぎだった。


店の前の貼り紙を見て驚いた。

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「当店は、今月末を持って閉店いたします。

1年間という短い間でしたが、ご愛顧いただきまして誠にありがとうございました。」

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高木「えっ…」


どうしたのだ?


ケータイ販促を導入して大成功したはずじゃなかったのか?


すぐに鈴木の携帯に電話をした。


鈴木「ちょうど良かった。今、店の控え室にいますので、すぐに開けます。」


鈴木が、表のドアを開けるなり聞いた。

高木「おい!どうしたんだよ?店、閉めちゃうのか?」


鈴木「そうなんです。ちょうど高木さんにお会いしたいと思っていたンです。」


こちらから聞く前に、鈴木は土下座した。


鈴木「本当に申し訳ありませんでした!高木さん。スグに『M-uchi(ミミウチ)』を解約してください。」


高木「えっ…?どうした?一体、何があった?」


土下座をされ、解約をする?ワケがわからない。


高木「おい、どうしたんだ?落ち着け、鈴木。」


と言って、鈴木を起こした。


顔を見ると鈴木は、涙ぐんでいる…。


【→次回に続きます。】


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