【これまでのあらすじ】
「販売促進セミナー」で、ケータイ販促の効果の確信した鈴木(すずき)。
彼は、経営している5店舗のうち、1店への導入を決意します。
・送信コストがかからず
・スグに送信でき
・受け取る相手は必ず開封する
はたして、この通りの効果があるのでしょうか?
また、ケータイ販促の集客効果は、本当にあるのでしょうか?
【本編】
セミナーが終わるとすぐに、ケータイ販促システム『M-uchi(ミミウチ)』のブースに向かった。
鈴木「すいません。さっそくウチの1店舗で導入したいンですが。」
営業「はい、セミナーに参加されていた方ですね。さすがアクションが早い。」
鈴木「それだけが取り柄です。即断即決は経営の基本。」
営業「おっしゃる通りです、素晴らしい!」
営業担当は、満面の笑顔で申込用紙を取り出した。
さっそく1店舗、先日オープンした居酒屋の「酒処(さけどころ) 忘却(ぼうきゃく)の宴」に導入することにした。
どんな事でも、「いける」と思ったら、この地域で最初に始める。
それは撤退店の買い取りについてもそうだった。
2年前は2店舗だった。
しかし、この不況で近隣の店、特に大手の閉店が相次いだ。
その情報をいち早くキャッチして、厨房の設備をそのままにして安く買い取り、新店としてリニューアルOPENさせる。
これを「居抜き」という。
設備を再利用するので、かなり安い投資で店が増やすことができる。
「ウチは、そのやり方をいち早く取り入れ、一気に5店のオーナーとなった。このケータイ販促についても、ウチが最初に手がけるンだ。」
「忘却の宴」に行き、すぐに店長に話して、1週間後からスタートすることになった。
スタッフには、「アドレス獲得ランキング」を作った。
週ごとに集計して、一位のスタッフには賞金として3,000円を渡すことにした。
鈴木「みんな、いいか?知っているだろうけど、今日からケータイ販促が始まります。心から、とびっきりの、日本一のご案内でお客様から、ジャンジャン・バリバリ、アドレスを聞いちゃってください!」
皆「はい!!」
鈴木「この中で一番、アドレスを聞けた人には…なんとぉ!賞金3,000円を出す!」
皆「すげぇ!うおー!!」
スタッフは皆、拳を天に突き出した。
彼らは初日から、お客様へ積極的に案内した。
私同様、ウチのスタッフもやることが早い。そして言ったことは必死に取り組んでくれる。
短期間で5店舗を経営できているのは、このマンパワーがあったからだ。
2週間が過ぎた。
鈴木「もしもし。おう、店長か?アドレスはどうなってる?」
店長「はい、一日20件ペースで今280件ちょっとです。」
鈴木「ほぅ、やるじゃンか。気を抜くなよ。」
店長「ありがとうございます。引き続き気合を入れて頑張ります!」
280件か。
システムの営業担当に電話して、それを伝えると
「えっ!それは早いですねぇ~!」と驚いていた。
営業「そろそろ、メール配信を始めましょう。」
鈴木「どんなメールがいいンだろう?」
営業「まずは一品サービスか、割引メールを送ってください。」
鈴木「分かった。やってみるわ。」