ファイルNo,270 R&P改 キャブジョイント製作 その2 完結 | takuオーナーのブログ

ファイルNo,270 R&P改 キャブジョイント製作 その2 完結

ファイルNo,270 R&P改 キャブジョイント製作 その1


オーダーのきっかけにつきましては↑をご覧ください。


その1でも記載しましたが当店ではこうしたバイクと言いますか

パーツの組み合わせに精通しているわけではありませんが、


1. 内径をキャブに合わせる事。

2. 曲げパイプを使ってスムーズな通路を確保する事。

3. ベースプレートはしっかり設計して固定時に変形しない事。

4. その他オーナー様のご要望に従った取り回しを確保する事。


↑は確実にクリアできるようにトライしました。


↑その1で確定したデーターを元に

 A&Bのプレートはレーザー屋さんでカットしてもらいました。

 ※A Bはそれぞれ形状が異なります。


 Cは180度の曲げパイプを取り寄せ

 必要分だけ切り取り整形したものです。


 Dは元々ついていた市販ジョイント

 


↑これが曲げパイプ

 C部はこの状態まで追い込むのに現物合わせを

 何度も繰り返しましたが、

 これで完成ではなくシリンダー側のベースプレートを点付け溶接してから

 更にキャブ側を調整して行きます。

 

↑点付け完了

↑ここからベルトサンダーを使って微調整の繰り返しとなりますが

 その都度シリンダーから取り外します。

↑溶接完了。


この状態ではベースプレートに溶接の歪が出ますので

ベルトサンダーで面出しを行います。

最後にパイプの内壁をルーターで整形してジョイント本体は完成。

↑左の市販品はストレートパイプを切断して溶接してあります。

 右の当店ワンオフ品は曲げ(R)パイプ仕様。

曲げパイプは切り口が極端に楕円にならずに済みます。

 

↑この写真では左が当店仕様



↑左が市販品 右が当店品

  内径と形状の違いが一目瞭然

↑シリンダー側のガスケットは市販材から製作。


↑ジョイント製作が終わりエンジンを実働させようと思ったのですが

 キャブから腐ったガソリンの臭いがプンプンしますので開けてみました。


↑インナーパーツを交換してのO/Hは想定しておりませんでしたので

 一先ず洗浄だけ行って組み付けました。

↑左当店仕様 右入庫時の状態。


少し外には出っ張りますがチョークレバーも無理せず

操作できるようになりました。

車体を起こした時のキャブの角度も調整してあります。


で肝心のエンジンはすぐにかかりました。

アイドルも今の所問題ありません。

なんか気持ちよく加速して面白いですね。

まぁ長距離テストを請け負っているわけではありませんので

今後どうなるかは不明ですが

今の所ワンオフしただけの価値はあったのではないかと思います。


さて只今21時ちょうどですが

これから我がRZRのテスト走行に出かけたいと思います。


明後日のツーリングに備えて

取りあえずバッテリーの充電

充電電圧の点検

タイヤ空気圧の点検

オイル交換

クーラント交換

その他全体的に点検を終わらせました。


キャブをO/Hしようかと思いパーツも取り寄せましたが

しばらくぶりにエンジンをかけても調子は悪くありませんでしたので

これからひとっ走りして特に問題がなければ

そのままツーリングに出かけられると思います。


明日ツーリング参加者全員に最終確認の連絡を入れますので

よろしくお願いいたします。