こんにちは、宇野なつきです。
私は大の猫好きなのですが、「黒猫は不吉」「黒猫が目の前を横切るのは不幸の前兆」などと言われていることに以前から興味を持っていました。
いったい、これらの言い伝えはどのような理由に基づいて生まれたのでしょうか。
これらの伝承は、そもそも欧米から持ちこまれたもののようです。
西洋のおとぎ話や寓話では、黒猫を筆頭にカラスなどの黒い生き物が魔女や魔法使いの使い魔（パートナー）として描かれることが多かったそうです。
その由来のひとつとしては、黒という色が夜の闇を連想させ、どこか得体の知れない力を感じさせることが挙げられます。
それに加えて、猫という生き物自体が魔力を持っているという言い伝えが存在していたため、その両方を併せ持つ黒猫は特に忌み嫌われることになってしまったようです。
ですが、もともと日本においては、猫そのものも招き猫に見られるように守り神として親しまれており、なかでも黒猫はむしろ魔除けや厄除けになるとして大切にされていました。
また、江戸時代には人々の心身の不調を癒してくれる存在とされていたこともあったといいます。
確かにスマートでクールな印象の黒猫には、どこか神秘的な魅力や不思議な力があるようにも感じられますね。
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