古巣との戦いに向けて ~エウロパ戦へ~ | 坪井健太郎のブログ from スペインバルセロナ

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2008年からバルセロナでサッカー指導者。プレサッカーチーム代表: サッカー指導者の育成アカデミーを運営。
オンラインコミュニティ「サッカーの新しい研究所」運営

昨日は今週1回目のトレーニング。
先週末は試合が無かったので、負荷は高め。
選手のモチベーションも高く、インテンシティの高いトレーニングとなりました。

練習前にゴンサロと話をして、4つの局面(攻撃、守備、切り替え)のコンセプトを確認してトレーニングの目的をはっきりさせてから練習に入りました。
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今週はエウロパとの試合です。
僕とゴンサロが昨シーズンまで在籍してた云わば古巣との戦い。
僕も3シーズンCadeteにいましたからほとんどが一緒に戦った仲間です。
各選手の特徴は良くわかっていますし、彼らのポテンシャルは十分把握済みです。

前半の試合の反省として僕らはZona 2(中盤)まで引いて相手の攻撃のスタートは自由にさせる戦術を取ったのですが結果的にはそれは効果的ではなく、後手に回ってしまいました。
ボールホルダーにプレスをかけることができなかったので、ボールを動かされてさらに相手に自由に動き回られてしまい奪いどころが無かったのです。
今回はその反省を経て別の戦術を取るようにする予定です。

エウロパの監督は元バルサのキーパー。
ドリームチームの時の第2キーパーです。
アンゴイという監督が繰り広げるサッカーはやはりバルサのサッカーと似ていますし、試合の流れによっては1343にして超攻撃的にサッカーをしてきます。
以前、大阪の興国高校が遠征に来たときもエウロパは1343を引き、圧倒的な試合展開を見せられましたので破壊力は抜群です。

今週のゲームのカギはハイテンポな試合展開でどこまで戦い切れるか。
間違いないくショートパスを繰り返し、ポジションチェンジを行い僕らを走らせてくることが予想されます。
昨日の練習では、常にプレスを厳しく要求する声がゴンサロから飛んでいました。

戦い慣れたピッチでどのようなサッカーを見せられるか?
お世話になったクラブとの戦いですからお粗末な試合はできません。
いいゲームをするために最良の準備をしていきたいと思います。