大学職員の仕事がどんどん外注化されて仕事がなくなる不安 | こちら大学職員システム部

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大学でシステム部の職員をしております。日々の奮闘記録。
これが大学職員の世界だ。

1月、2月は入試の時期でそれなりに忙しかったはずなんですが、最近は外注化が進み、それほどでもといった感じになってきました。入試の誘導や願書処理などが完全外注化となり、システム部ではパソコンを用意やマークシートの採点くらいしか入試に関わらなくなってきました。


 1月、2月はずっと土日出勤が続き、平日も願書処理の手伝いが夜に回ってくるというのがいままでだったので、外注化されて喜んでいる人も多いです。オープンキャンパスや入学式、卒業式の運営なども学生アルバイトを大量に使うようになり、大学の行事に関わることがほんと少なくなりました。


 日頃学生と接することの少ない部署にとっては行事が数少ない学生との接点で、それなりに大変ではありましたが、学生の様子をうかがうという意味では貴重でした。コストだけ見れば何の進歩もせずに基本給だけ上がっている無能は職員を使うよりも外注に出したほうがコストは安上がりなようです。これらの外注化が思いのほかうまくいっているようで、今後さらに多くの業務が外注化されるかもしれません。そうなると職員って何のためにいるのかなという疑問が湧いています。だんだん仕事がなくなってしまうのではないかと不安になってきますが、多くの職員は仕事が減って喜んでさっさと帰るばかり。ずっと常駐している常勤だからこそできる仕事ってあるんじゃないかなと思うものの別に自分でなくても誰でもできるよなと思う仕事も多いわけで。職員の存在意義について考えさせられます。

 これから大学職員を目指す人はこのあたりの状況も踏まえていった自分に何が出来るか考えてみる必要もあると思います。



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北原 佳郎
ファーストプレス
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