痛み、疲れ、かゆみ、振るえ、しびれ、発熱、嘔吐、下痢、腫れなど
どれも出てくれてうれしいと思う方はいないと思います。
しかし、体のことを少し知ればこれらがありがたいことに思えてくるのです。
なぜなら、これらが全部生きるために出てくれているからなのです。
痛みを感じるので体は壊れていることを知り、治る働きが活発になるのです。
疲れを感じる内は回復するのですが、疲れを感じなくなるほど鈍れば後は強
張っていくのみです。発熱も体温があがれば免疫力があがるので必要な時に
上げてくれているのです。すべて意味があって出てくれているのです。
これらがあるからこそ、生きてこれているのです!
逆に考えれば、生きているから出てくれるのです!
これは「生きる能力」なんです。
実際に死ぬ間際には体が生きる努力を止めれば痛みや苦しみが治まるらしいです。
これを「仲直り」というらしいです。元気になったのかなと感じるが、その後すぐに亡くなります。
このような話はよく聞きますよね。
生きようとしているから苦しいのです!
しかし、そのことを知らなければただ自分の都合のためにこの苦しみだけを敵として、
これを止めることに必死になり、自分の生きる力によって出てきていることなどは無視してしまうのです。
その結果していることが出てきた症状を抑えるだけの対処療法になってしまい、ますます治らなくなってし
まうこともあるのです。
いらないものは退化していく生き物の仕組みなので、生きるために必要のないものなら最初からこの体に
はなかったはずです。しかし、あるのです!
すなわち、これは生きるために備わっている能力なのですからしっかり使って生きていけばいいのでは
ないのでしょうか?
とはいうものの、痛いとか苦しいとかは嫌だし不安ですよね。
そうなるなは嫌だという方は、そうなる前にご自分の感覚を研ぎ澄まし
できるだけ、嫌だなぁとか、止めたいなぁとか、辛いなぁと感じるようなことはやらなかったり
やめたりすればいいのです。この不快感という小さな苦しみの内に方向を変えれば、体も
大技を使わなくて済みますからね。
なのでこれを読んでからは、
「出来るだけ、自分が心地よいと思う方向に生きていく。」
それを実践するだけで体は勝手によい方向に変化していきます。
是非、ご自分の体と感覚を使い体験してみてくださいね!