琉球少林流空手道 月心会 欧州連合会 | ミラノ空手師範のブログ

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イタリア ミラノで琉球少林流空手道を教えています。
日々の稽古で気づいた事を綴っていきます。

2016年 7月11日(月)

この日は天赦日(てんしゃにち)。

天赦日とは、

百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、

最上の大吉日です。

つまり天赦日は何か物事をスタートさせるのに最上の日ということです。


天赦日だけでもすごい良い日なのですが、

今年の7月11日はなんと一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)

という日にも重なっています。

「一粒万倍」とは、一粒の籾(もみ)が

万倍にも実る稲穂になるという意味です。

この日も天赦日と同じく物事を始めるのに最良の日とされています。

そして一粒万倍日が吉日と重なった場合(今回の天赦日)は効果が倍増するそうです。

そこで、この良き日に皆さんにご報告があります。

2016年 7月11日 

琉球少林流空手道 月心会

ヨーロッパ連合会(欧州連合会)が設立致します。


2週間程前に宗家岡田先生より

ヨーロッパ連合会の会長として拝命を受けました。

イタリア本部は2008年10月にミラノ日本人学校にて道場を開場し、

今年の10月で9年目に入ります。

海外で道場を開場するというのは、日本で道場を開くのは全く事情が異なり、

設立からの数年は非常に苦労しました。

しかし、反面、海外で道場を開場するための貴重な経験を

その間に沢山積むことができました。

この経験から得たノウハウを今後、海外で道場を開こうと考えている方々に

少しでもお役に立てれば私にとってはこのうえない喜びです。

さて現在、ヨーロッパの空手流派は松濤館が90%と非常に偏っており、

空手=松濤館と思われているイタリア人は少なくありません。

松濤館は松濤館で非常に素晴らしいのですが、わが月心会は

 ・「スポーツ空手」ではなく「心の空手道」であること。

 ・親子ともに汗して修練する「親子空手」を推奨しているということ。

 ・寸止めではない打撃空手であり、またフルコンとは違い防具を着用することで
  最大限安全面に配慮した「防具空手」を採用していること。

 ・空手ばかりではなく、「古武道」も学べるということ。等々

現在ヨーロッパで普及している道場では行われていない魅力が

わが月心会には沢山あります。


何をどの程度できるか解りませんが、

ヨーロッパ連合会で私の能力の限界に挑戦してみたいと思ってます。

とはいうものの、私自身の能力といってもたかが知れています。

是非、皆さんの力強い後方支援をよろしくお願い致します。

一応、今後の展望ですが、

イタリアとドイツは隣国であるため、

ドイツ本部の道場が整い次第すぐに交流が開始します。

イタリア本部に通うドイツ人も数名おり、

彼らにとっても自国で同門の道場が開場することは非常に嬉しいことだと思います。

また、門下生の中に駐在員の方もおられ、

多い人で月一度のペースでドイツ出張に行かれているので、

イタリア本部とドイツ本部の交流はかなり活発になると思われます。

そして近いうちにまずはイタリアで第1回月心会 欧州連合会主催の空手道大会が

開催できればいいなと考えております。

その後は年1回のペースでヨーロッパ連合会主催の大会を開催し、

ドイツ本部の門下生が30人を超えるくらいになったら

ドイツで大会を開催しようと思っております。

また、イタリアとドイツは、ともにフランス、スイス、オーストリアが

隣接していますので、今回ドイツ本部長になられるラスムセンさんと協議しながら、

徐々にこういった国々をヨーロッパ連合会に組み入れていきたいと考えております。

日本の月心会の皆さんが

ヨーロッパ旅行のついでに

「いっちょ、稽古でもつけてきたるか!!」なんて事になれば

嬉しいです。

まずは皆様に欧州連合会設立のご報告まで、、、、、