木の呼吸・土の呼吸・人の呼吸「蔵乃音2」ありがとうございました。@山梨「櫂」
「音の道Project」が開催する「蔵乃音2」無事終了しました。
11月も半ばという事で、結構寒いんじゃないかと心配していたんですが、天気にも恵まれ、人の熱気と薪ストーブの暖かさもあって、快適に一日を過ごす事が出来ました。
今回も関わってくれた沢山の皆さんのおけげで、良いイベントになったと思います。
心から感謝致します。
朝九時現地入りという事で、早朝富士を出発。
紅葉が綺麗で、精進湖はモヤが水面にかかり幻想的でした。
鳥居をくぐると、その先に「櫂」はあるのですが、この周辺はとても穏やかな気に包まれています。
今もお酒を造り続ける「櫂」は、四季折々の庭木が育ち、いつ行っても違う顔を見せてくれる。
今回は干し柿がズラリと並んでいた。
まだ人気のない土間の薪ストーブに火を入れてくれた。
やわらかい暖かさだ。
うにあわ会長と受付作り。
謙ちゃんは音響を全面担当。
チャンティはフリマと「音乃芽」のサポートという形に。
そして恒例の荒井さんの写真展も準備OK。
今回のテーマ「水面」
定刻通りにライヴはスタート。
関さんMCと歌にて出演者紹介。
つかみはOK(笑)
スタートはまだ人もボチボチだけど、長い一日だからね・・・。
TOPは斉藤勇貴さん。
今回の「音乃芽」の仕切りをお願いしました。
長身なんで、天井に頭ぶつけるんじゃないかと(笑)
会場にお父さんも来られてたんだけど、親子でカッコイイじゃないか。
その頃「音乃芽」はご主人不在で、静かにその時を待つ。
続いてFUKUさん。
木に染み入る歌い声。
身長、体重しばりを仕掛ける。
天井からの高さから見て、斉藤くんと30cm差と見た。
藤川翔一さんは12弦での弾き語り。
これがまたカッコイイ。
全く1部から目が離せないくらいのクォリティ。
特製ピックケースは女性の方達が早速購入してくれました。
明るめの生地が人気でした。
これはfuwariのネットでの販売も始まりますよ。
1部のトリに我らがThe Fawnの登場。
3者3様の個性がひとつのステージで楽しくまとまってるんだよね。
日頃、ソロで活躍中の3人ですから、このユニットは贅沢ですよ~。
休憩に入り、「音乃芽」に降りたら水はただ流れるの窪田さんが歌ってた。
サプライズ!
上に行こうか下で聴こうか、また迷う環境が出来ていた。
これが「蔵乃音」の面白さだと思う。
だから人が動くし、会話が生まれる。
まっしーも観戦の合間をみて歌ってくれました。
ギターにあべたかしさん食いついてましたね。
2部の始まり。
まるで格闘家のようなBIGな身体から、繊細な歌詞を歌うよよよゐさんは山梨の重鎮であり、ムードメーカーでもあります。
現在は東京の活動も多いけど、ことある毎に山梨を盛り上げに帰る。
土間スペースではフリーのお客さんがお酒のアイスを求め賑わっていました。
バイカーの皆さんも、しばし音楽に耳を傾けてくれました。
タロット占いのシゲゾウさんも歌ってくれました。
結構全国のイベントで占いをやってますんで、どこかで見かけたらよろしくね。
内山たくまさん、いいですね!
というか、「音乃芽」レベル高い!
キャンドルのワークショップでは、ロウソク作りを楽しむお子さん達の姿も。
いい雰囲気になって参りました。
そして、イチオシ!あべたかしGOLD&キラキラみさこさんの登場。
(撮影 荒井眞治)
昨夜は千葉からと、かなり精力的に歌い回っています。
軽快なステージ、楽しいMC,インパクトあったんじゃないですかね。
今月のACOBATTLE☆SURUGA EX.でも歌ってくれますよ。
「茶乃宴」に続き、今回も藤田悠治さんの登場。
とにかく、一緒にイベントやってる仲間達に聴いてもらいたかったので、居合わせた人達はラッキーでしたね。
そうか、蔵でのブッキングが二度続いたか(笑)
でもこの澄んだ声って、どうしても蔵とイメージが合ってしまうんだよな。
(撮影 荒井眞治)
そしてこの後に815-ハチイチゴーが登場してしまうんだから、知ってる方達にはどれだけの高揚があるか分かりますよね。
もうここまで来るとため息ばっかりだ。
そう、815-ハチイチゴーは2月に静岡に呼んでるから絶対聴いて欲しい。
休憩に入り、モツ丼と牛筋カレー。
至福の時はここでも。
(撮影 荒井眞治)
3部スタート。
もう「音の道Project」のイベントでは欠かせない存在になってるマリナーズさんです。
今回も感動を運んでくれました。
階段でジッと見つめる英祐さんが印象的だったな・・・。
僕個人としてはかなり楽しみにしていた「水はただ流れる」のステージ。
バンドバージョンもあるみたいだけど、このストローク中心の熱いステージはまず好きだな。
何しろ作る楽曲が素晴らしい。
そして歌唱力でもお墨付きの3人が思いっきり来るんだからね・・・。
長時間に渡る音響も大変。
関さん、コーヒー飲みすぎじゃね(笑)
そして、「蔵乃音2」のクライマックスが始まる。
ステージのキャンドルに灯が灯され、会場は暗くされる。
いよいよゲストステージの始まり。
英祐一(the武田組)さんは、北海道のミュージシャン。
バンドではかなりの都市をツアーしているが、今年からはソロでもかなり活躍している。
ズバ抜けた歌唱力と一度聴いたら忘れない歌詞は、定期的にステージを観ないとならなくなる気持ちにさせられる。
ツアー初日。
まだ逢えるチャンスはあります。
(撮影 荒井眞治)
大トリはASIA SunRiseさん。
山梨はほぼ月一でライヴを行ってるが、毎回満員になるくらいの人気があります。
歌もギターもそりぁもうめちゃ凄いのですが、その一曲毎の音色、表現方法。
この集中さが聴いてる僕たちにも緊張感を与えられる。
ステージを降りた大樹さんは、人懐っこい顔で、ジッと目を見て話してくる。
とは言え、とても緊張しちゃうんだけど、男女問わず人気の方なんです。
そんな感じで、ザックリと僕の視線で流れを書きました。
ここの会場にいた皆さんが、各々の視線、当日の自分の居た場所が違いますから、それぞれの「蔵乃音2」があったと思います。
養老酒造・酒蔵「櫂」は、まるで命を持った建物で、そこに「人」という命が出逢い、お互いに刺激したり、「幸せ」をもらったりしました。
僕たちはいつかは朽ち果てる存在なんだろうけど、この日この町この瞬間に出逢えた奇跡を感謝したいと思います。
イベントも毎回やれるものではない。
いや、やれる努力は勿論するけれども、人間だってすれ違って行くものです。
だから、一瞬の華やかな光のようなものだから、いつまでも忘れずにいい思い出にして欲しいです。
そして、また同じように此処で会う事が出来たら素晴らしいね。
木の呼吸、土壁の呼吸、人の呼吸が聴こえる「蔵乃音」で。
本当に全ての皆さん、ありがとうございました!