今までにそんな経験は2回あります。
1度目はロコをお迎えする前、うにがまだひとりっ子の時です。
いつものように近所の公園にお散歩に向かう途中でした。
公園の前はわりと交通量が多い道路なのですが、すれ違った大型犬に突然吠えられ、驚いたうにがそのまま車道へと飛び出してしまったのです。
近くまで来て、うわっと飛びかかってきそうな勢いに、私も驚いてしまったのです。
もちろん、気をつけてリードを持っていたつもりでしたが、まさかあんな風に急に飛びかかろうとするなんて・・・
そういう犬なら短めにリードを持って近寄らないようにしてくれればいいのに・・・
といっても、結局リードを落としてしまったのは私なのです・・・
本当にあわてました。
走りかう車の間を、いつも見慣れたこげ茶の愛らしい物体が途中まで走り抜けたのを見ました。
途中まで・・・・
一心不乱にうにの名前を呼びました。
が、瞬時に呼びかけに反応して車道の真ん中で止まってしまったら・・・
なんてことまで考えて・・・
おかしくなりそうでした。
うにが走っていった反対側の歩道へ行く信号を待ちながら、
「うにに何かあったら、リードを離してしまった自分を責め続け
私が、おかしくなってしまう。」
私は、この期に及んで、うにの心配ではなく、その後の自分の心配をしていたのです。
何かあった時、それを背負って生きていかなければならない自分の心配をしていたんです。
自分で自分が怖くなりました。
やっと信号が青になり走って反対側に渡りました。
そのままうにが見えなくなった方向に走っていこうとすると、
「こっちです~ こっちですよ~」
という声が。
振り返ると、そこには高校生(中学生かな?)の男の子たちが確か3人くらい。
その手には、リード。
その先には、愛するこげ茶の4つ足が・・・
もう、そのまま崩れ落ちました。
男の子たちに何度もお礼を言って、やっと正気に戻り、自分を反省し、お散歩の続きをしようとすると
おばさんがとぼとぼ近寄ってきて
「うみって言うの?」 だって
アタシが叫んでたのは
うに だけど、
今はそんなんどうだっていいんだよね
と思いました。
あの時使っていたリードは、公園内である程度自由にさせるため、伸縮性のリードです。
持ち手のプラスチック部分が、うにがダッシュした時に引きずられて、いっぱいキズがついています。
便利だけど、手首にひっかけられなくって、こういう時は危ないんだと思いました。
今も同じような伸縮性のリードは使っているけれど、持ち手のところにひもを通してそれを手首にひっかけて使っています。
もう、あんな思いは二度としたくないから。
うに も ロコ 幸せ 元気。 ぽちっとしてくれたら、おかーしゃんも幸せ 元気


また明日~