就活に「脱リクルートスーツ」の動き加速 大手企業は服装に「自分らしさ」を期待
「リクルートスーツは黒系にすべし」というビジネス誌の呼びかけに、ネットで「古い」と反発が殺到するなど、就活生の服装に対する意識に変化が起きている。ソニーや全日空など、没個性的なダークスーツをやめて私服で採用面接を行う大手企業も増えている。
【引用元】キャリコネニュース 2015年4月1日 http://blogos.com/article/109203/
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戦後、日本国内の企業の主流だったトップダウン型経営から、社員の自由な発想を尊重するチーム型経営へと移行が進み、ここ数年、大企業を中心に社員に「個性」をを求める動きが活発になっています。しかし、その入口となる「就活」でほとんどの学生がいわゆる「リクルートスーツ」を着ていると面接でその人の個性がわかりづらいということで私服面接に踏み切っているようです。モノや情報が少ない時代はよかったのですが、これだけネタが出尽くした現代では、もうトップの頭脳だけでは世界と戦えないということなのでしょうね。
しかし国内市場が縮小する中でグローバル戦略を求められるのは実は大企業だけではありません。国内でも各自治体の人口は確実に減っていますし、少子高齢化も進んでいますので、今までと同じ商圏で今と同じ売上の維持や拡大を考えているなら、やはり商圏を広げる必要があるのです。つまり、規模の違いはあるにせよ、基本的には中小企業も大企業と同じ「個性を持った人材」を必要としているのです。
実はこのリクルートスーツの没個性化は、企業制服にも無関係な話ではありません。というのも制服を着用する多くの人が「みんなと同じで安心する」「私服だと何を着てよいかわからない」などとアンケートで答えていますので、制服を好む社員は自ら個性を埋没させている傾向があり、それは「リクルートスーツを着ていれば安心」という就活生と同じ心理であるといえるからなのです。
では、個性を求める企業はリクルートスーツと同じく制服を廃止して私服にするべきなのか?
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「社員に個性を求める企業は制服を廃止して私服にするべきなのか?」
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