アウター選びの注意点!全く違う撥水と防水(耐水)の仕組みとは | 【NUC認定】企業制服コンサルタントがオススメするワンランク上のユニフォーム

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アウター選びの注意点!全く違う撥水と防水(耐水)の仕組みとは


撥水加工

 

中綿入り防寒アウターやウインドブレーカー等でよく見かける撥水加工。水を弾いてくれるので衣類が濡れず、水汚れもつきにくい便利な機能ですが、「撥水=防水」と混同されている方が意外に多いので、今日は撥水と防水、それぞれの仕組みと違いを簡単にご説明します。


■撥水の仕組み

撥水の仕組み-正常時
撥水はいわゆる後加工で生地表面にフッ素樹脂等をコーティングしたもの。このフッ素樹脂が刺のように尖っているため水が生地に張り付くことができず、行き場のない水は玉状になって落ちていきます。




■劣化した撥水加工

 

 

撥水の仕組み-劣化時
もともと尖っていたフッ素樹脂コーティングも摩耗等による経年劣化で丸くなっていきます。こうなると生地表面に水が張り付くようになり生地が濡れるようになります。この状態になった時「もう防水性がなくなった」と言う方がいますが、そもそも撥水は水を弾くだけの機能で「防水」ではありません。





■防水の仕組み

 

 

防水の仕組み
では防水とはどういうことなのか?という話になりますが、防水は撥水のような後加工ではなくゴアテックスメンブレンに代表される「防水透湿フィルム」を表生地のウラに貼り付けた構造(コーティング)で生地素材自体が水の侵入を防いでいます。大抵の場合、このフィルムに水分子より小さく水蒸気より大きな孔がたくさん空いていて、外からの水をブロックし、衣服内のムレを逃がすようになっています。



 
■まとめ
つまり、撥水はあくまでも水を弾くだけの加工であり本当の意味での防水ではなく加工が劣化すると水が染みてくる、いわば簡易防水。対して防水透湿素材は生地表面が濡れているように見えても、強い圧力がかからない限り衣服内に水が染みることがなく、そう簡単には劣化しない本格防水であると言えます。ちなみに防水透湿素材の表面には撥水加工がされていることが多いのですが、その理由と効果についてはまた次回お話します。
 
いかがでしたでしょうか。意外と奥が深い撥水と防水、それぞれの特性を活かして上手く着こなして下さいね

 

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