先週の土曜日は舞台「HUG」 観賞のために、

ふたたびのTOKIOへ出向いた。

そして、観劇後は

学生時代の友人サナエ、エリコ、アイコ、リコの4人構成の

通称”四十路会”集合ということになっていた。


舞台?

「また、ジュリーか・・」という声も聞こえるが、

いや、今回はジュリー目当ではないのだ。

つーか、ジュリー出てないし。


お目当ては山崎樹範

「ヤマシゲ」でお馴染みです。

え?馴染んでいるのか?


リコの「ささくれ日記」 ・・今日も、ささくれひとめくり
山崎樹範(やまざき しげのり)
沢田研二のようなあの手の濃い顔が好きなハズなのに、
なぜかヤマシゲの顔立ちも好きな今日この頃。


なんか、好きなんすよね。

フツーっぽくって。

フツーに近所で出くわしそうじゃないっすか。

居酒屋に居そうじゃないっすか。

会社の隣の席とかに居そうじゃないっすか。

ガスの点検とかで来そうじゃないっすか。

…もう、やめよ。


そんな近距離感が昨今のどん底リコを癒す。

意外にこの手の顔立ちもイケるということに気がついたのだった。

とはいえ、”神”ジュリーの地位は揺るぎませんが。ね。


ということで、紀伊国屋ホールでは、

遠目ながらも山崎樹範の小笑いが利いた熱い演技を堪能した。

(共演者のウッチャンナンチャンの南原清隆のスタイルの良さにも驚愕した)


劇中での「シアワセは人と比較するものじゃない」というような

セリフが頭の中でコダマするまま、

次は四十路会メンバーと合流する有楽町へ移動。

駅から近場の地下のタイ料理屋へ入った。


昨年秋にリストラに遭い、目下就活中のエリコ。

大学卒業後、大手企業に20年以上勤続するサナエにアイコ。

職を転々とし、貯金ゼロな上に、

挙句の果ては都内近郊の寮母求人に応募しようとしたリコ。


20年以上の親友関係で繋がっているかけがえのない友達。

それぞれの6月があった。


「ねぇ、あんた、地に足をつけて考えてみなさいよ。バカじゃないの?」

「なんで、そんなに東京がいいの?ちっともいいなんて思わないけど」

「都内で賃貸で暮らせなくなって田舎に帰る人だって多いってのに・・」


地に足をつけて地道に歩いている友から降り注ぐ言葉。


「リコちゃん…

”属する”場所が無いって、

本当に辛いよ・・」と、

就活中のエリコがポツリと言った。


現実味。


エリコは医療事務の資格を取得し、

専ら医療関係を狙って就活をしているらしが、難航。

しかし、いつもの笑顔は何ら変わらない。


時折、まとめて有給を取っては、海外バカンスを楽しむサナエ。


海外出張バリバリの多忙な日々を過ごしつつも

趣味を作っては多才ぶりを発揮するアイコ。


いつも皆が羨ましかった。


それぞれに抱えている問題や、

ままならない日常を過ごしながらもその表情に曇りがないのは、

幾度も”難”を乗り越えてきたからなんだろうな。

乗り越えてこその「今」。



叱られ、呆れられ、諭され、

そして、食べ、飲み、語り、笑った。


笑った。


四十路会終了後は、

今宵の宿泊先高円寺のサナエ宅へ。


「あんたねぇ、本気で上京する気あるんだったら、

明日にでも賃貸契約して帰んなよ。

契約金くらいは貸してやるから。

グチグチ言ってる暇あるんだったらそれくらいやってみなよ」


駅に置いてあるフリーペーパーの不動産情報誌に求人誌をワシづかみにしたサナエ。

これぞ、42歳のオトナというものである。


おっしゃる通り。

サナエが大きく見えた。




翌日、賃貸契約もしないまま、

昼過ぎに東京を去ろうと四十路会メンバーに「次回の再会は夏だね」とメールすると、

「来るな。カネ貯めろ」とサナエからの返信。


でも、多分行ってしまいそう。



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