約600頁にもわたる大作『永遠の0』(著:百田尚樹、講談社発行)ー。今、読んでいる。まだ半分あたりだろうか。
あらすじは・・・ざっとこんなものだ↓
太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始めた孫の佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子だったが、それまで祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかったー。元戦友たちの証言から浮かび上がる、宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。
人一倍の臆病者?それは、人一倍、”生”に対する思いが強かった事の裏返し?
まだ半分までしか読んでおらず、現段階ではそのあたりがポイントと思うが、その先はわからない戦友たちが当時を振り返るシーンはあたかも、自分がいままさにそこにいるような錯覚を起こさせると同時に、いかに今の世の中が幸せかをも痛感させられる。
ちなみに、格闘戦がとくにずば抜けていたという「零戦」ー。自身は映像で昔、目にした程度だが、本書にはこんなことも書かれていた。
「『なぜ、零戦」と呼ばれたか?』それは、零戦が正式採用になった皇紀2600年(昭和15年)の末尾のゼロをつけたのですよ。(中略)零戦の正式名称は三菱零式艦上戦闘機です」ちなみに「皇紀」とは、日本書紀の記述により、神武天皇即位の年(西暦紀元前660年にあたる)を元年とする紀元。
へー
『永遠の0』とは・・・。興味ある方は是非、手に取ってみては。