長いです。


スイス・ジュネーブの国連欧州本部で日本の人権状況を審査する会合が15・16日に行われました。テキサス親父さんらがこの会の傍聴に行かれたことをご存知の方も多いと思います。


国連人権委は学級会以下だ NGOが捏造した議案を精査なし
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140718/dms1407181140001-n1.htm

この会は「拷問や残虐な刑罰の禁止などを規定した自由権規約の締約国である日本政府が、規定内容をどのように保障しているかを審査する」(産経新聞)というもので、「日本に対する審査は6回目。2008年以来6年ぶり」ということです。

保守の皆さんには、既に国連に対して「中立・公正」のイメージはありませんよね。殊に「人権問題」に関しては、日本は今までにも散々(不当に)叩かれてきました。しかし今回のような国民目線のレポートが無かったために、私の頭の中では「各国代表に日本が吊し上げられている図」を想像するに留まっていました。

しかしテキサス親父さんによれば、この審査会には「国連に登録してあるNGOならば誰でも議題を提出できる」ということです。各団体の報告に対する検証もないようで、「言った者勝ち」「被害者面した者勝ち」と記事にはありますね。つまり「日本国内の市民団体が欧州まで出かけていって日本への文句を言う」という構図なんだと。ここでまず軽いショックを受けました。

さらに今回この審査会で、在日韓国・朝鮮人関連の問題が取り上げられました。



ヘイトスピーチに対策迫る=国連人権規約委の対日審査
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014071600137


この件に関して、一昨日Twitterで「在日三世」さんが詳細情報を流して下さいました。拡散が今頃になってしまいましたが是非読んで頂き、状況把握に役立てて頂ければと思います。


投下して下さったURLを下に転記、適宜引用しながら説明していきます。
(私が補足のため追加したURLもあります)
元ツイートはこちら→
https://twitter.com/3korean/status/490795254837039104


①NGO「反差別国際運動(IMADR)」による対日審査会レポート
http://imadr.net/hrctte-111-japan-news/

<一部転載>
...IMADRも人種差別撤廃NGOネットワーク(ERDネット)としてNGOレポートを提出し、ジュネーブではヘイトスピーチに関して委員会に積極的に情報提供をしました。

(15日の発言報告)イスラエルのシャニー委員は、日本におけるマイノリティ女性の雇用に関して今まで調査が行われていないのはなぜなのか、ヘイトスピーチに対して日本政府は対策措置を講じたのか、またそれらの措置は十分であったのか質問しました。2013年に多くの差別的なデモおよびインターネットにおける人種差別があったことが報告されているが、それらの加害者は刑法によって処罰されうるのか、また日本政府は対応する禁止法を検討しているのか、警察官は差別的なデモに介入できず、「ジャパニーズ・オンリー(Japanese Only)」の掲示に対しても措置が取られていないことなどを質問しました。

(16日の発言報告)イスラエルのシャニー委員は、民法および刑法が適用されないヘイトスピーチは不処罰となるのか質問をし、被害者の多くは裁判に訴える資源がないことを考えるとヘイトスピーチの対応として民法に頼ることは懸念であると発言しました。



これは相当吹き込まれてるな、という感じですよね。
( ・_・;)

審査会では、24日(現地時間?)に最終見解を公表するそうですが、会の中で質問が出た案件は報告書に盛り込まれる可能性が高いということで、イスラエルの委員が2日続けてヘイトスピーチに言及したことから、日本にこの件で勧告がなされることは、ほぼ確定かと思われます。

この「ヘイトスピーチに関して委員会に積極的に情報提供」をした「IMADR」とはどういう組織なんでしょう。同サイトの“ IMADRとは”及び“役員体制・スタッフ”のページを見てみました。敢えてこれらの方々に言及はしませんが...まぁ、納得の面々です。

その他にものレポートにある通り、あたかも日本人が外国人に対し、常習的に差別・DV・人身売買を行っているかのような発言が出ています。

在日韓国・朝鮮人についての議題は、ヘイトスピーチだけではありませんでした。ドイツの委員から「在日コリアンの無年金問題」、スリナム(南米)の委員から「朝鮮学校の高校無償化除外」の件で質問が出ています(これらは、事前に準備された事前質問事項(LOI)に予め含まれていました。手際がいいですね)。

それにしても「在日コリアンの無年金問題」を質問するドイツ人ってかなりのマニアックですね
(◎-◎;)

「朝鮮学校の高校無償化除外」についてはテキサス親父も書いていますが、朝鮮大の学生らによる懸命な(ねばっこい)ロビー活動があった模様です。下のリンク先をお読み下さい。



②【朝鮮新報】朝大生、懸命のロビー活動
http://chosonsinbo.com/jp/2014/07/il-319/


これ正直気の毒になりました。学生たち、かなりのプレッシャーかけられて来てませんか?もちろん歪んだ教育のせいで「私たちは迫害されている!」という思い込みがあるのかも知れませんが、そういうのを含めて「こういう事させるの止めてよ」って思いましたよ。最後の「日本でも連帯してたたかっていこう」って何なんでしょう(-_-)
日本人と戦うんじゃなくて、仲良くしていけるような教育をして欲しいですよ。社会に出たら日本人の中でやっていくしか無いのに。大人の身勝手な都合で子供たちを利用してる癖に、綺麗事で押し通そうとしてるところが、ホント気分悪くなります。


ところで、にも出てきたイスラエル人の発言が、このにも載っています。
重複しますが引用しますと、


審査では、イスラエルのシャニイ委員が、日本国内で昨年1年間に外国人へのヘイトスピーチが360件あったとの情報があるとしながら、「ヘイトスピーチが処罰されないのは本当か」「人種差別を扇動する行為をやめさせる手段はないのか」「禁止する具体的な法律はないのか」などと日本政府を厳しく追及した。

この「昨年1年間に360件」のソースは、どうやら下のサイトのようです。


③レイシズムの実態
http://www.norikoenet.org/fact.html


《2013年の日本国内におけるレイシズム活動》
インターネット上の記録を調査したところ、2013年に日本国内で企画されたレイシズムに関するデモや街宣活動の件数は、少なくとも360件余りにのぼることが分かった。 ヘイトスピーチの対象は、在日韓国・朝鮮人や韓国・中国だけでなく、反原発運動、広島の平和運動、生活保護など多岐にわたる。
また、デモや街宣活動の他にも、排外主義を宣伝する講演会やシンポジウム、パネル展、親睦を深めるための活動等も頻繁に行われている。



これを見ても360件の根拠が分かりませんね。どういう調査の仕方なんでしょう?

レイシズムとヘイトスピーチの定義も曖昧...。それに、彼らが嫌がることは全部「レイシズム活動」に認定してないですか?もう要は「差別」のイメージで語れれば何でもいいみたいですね。
(^-^;)


のサイトには、ロビー活動用(?)のレポートも添付されていました。


参考:【2014国連自由権規約委員会】ヘイト・スピーチについてのNGOレポート(PDF)
http://www.norikoenet.org/common/pdf/2014_NGO_report_on_The_Issue_of_Hate_Speech_JP.pdf
※4ページ目の下の方に、360件のソースとしてのトップページのURLが記載されています。1ページ目に記載の複数団体からなるNGO(=の団体のようです)が、これを委員会に提出した...という事のようですね(このPDFは読むと気分が悪くなりますのでご注意)。



今回三世さんが収集された情報を並べてみると、一部在日と反ヘイト活動家と反差別NGOとが結託して「在日事案」を国連審査会に売り込む→在日青年たちをロビー活動に使って被害を強調する、という連携プレーでもって“日本社会では人種差別が横行しています!” “社会的弱者である私たちの人権が虐げられています!” との 「告げ口祭り」 を準備していた全容が見えてきますね。


そのほか、三世さんの元ツイートでは動画などもご紹介下さってます。もっと詳しく知りたい方はリンクをご覧下さい(だいぶ下に来てしまったのでもう一度貼ります)。
https://twitter.com/3korean/status/490795254837039104



...普段、保守系まとめサイトやブログばかりを読んでいると、なかなかこうした裏の動きが分かりませんね。三世さんも仰っていますが、彼らのやり方を「知っておくこと」がとても大事だと痛感しました。
でも、気分が悪くなってしまうのですけどね...(ToT)

各リンク先を見ると「ズルい言い回し」が随所に見られます(突っ込みたいのですが読むだけでもう疲れました...)。
こうした一方の言い分だけで保守勢力を加害者に仕立て上げ、国連に持ち込んで大騒ぎし、日本政府に法規制を迫る材料にするのでしょうね。審査とは名ばかりで最初から「あるべき結論」を導く目的で、徒党を組んで国連本部に乗り込んでいるのです。今まで在特会との対立を煽るだけ煽り、メディアも使って「ヘイトスピーチ」「レイシズム」等の言葉を定着させてきたのもそのためです。


しかし資料を読んでもらえれば分かる通り、これは在特会だけの問題ではありません。
彼らは、保守勢力が守ろうとしているものや変えていこうとしているものを、徹底して「潰し」にかかっているのです。「善良なる地球市民」が殆どでしょうが、弱者が存在することで利益を得ている人たちは、差別問題が雲散霧消されては困るのでしょう。これからは在日の帰化が進んでいく流れになると思われますが...一体どこまで抵抗するのでしょうか。

今持っている権利を死守するだけでなく、新たな権利を得ようという算段も見えますね。
この動きをいつまでも許していたら、それに伴って日本人の権利は縮小していきますし、捏造史の払拭もできません。

私が特に危惧するのは、ネットでの発言に対して偏った基準で規制がかかることです。
マスコミ各社が反日左翼や一部の在日に荷担している今の状況の中で、インターネットでの自由な発言を奪われることは、保守にとって致命的です。正当な批判まで「差別」と判断されれば、真実の情報を拡散し、保守の輪を広げていくことが困難になってしまいます。


在特会が、たとえば数ヶ月前に「平和的なデモ」に移行してくれていたらどうだったでしょうか?ネットでの罵詈雑言はあるものの「差別的なデモは現在はありません」という事になっていれば、この件での左翼のアピールは弱いものになっていたはずです。保守のイメージを良くしようと頑張ってきた身としては、悔しくてたまりません。

カウンター側は、今月まで「差別デモ」が続いてくれたおかげで、かえって都合が良かったと思われます。「依然としてヘイトスピーチは収まる気配を見せず、現在も進行中である」と報告することが出来るのですから...。

テキサス親父さんたちが今回現地で配った資料は慰安婦問題に関するものでした。「ヘイト」に関しては、彼らの一方的な主張がそのままの形で場に行き渡ってしまったようですね(´・_・`)
「各種国連の勧告には強制力がない」とはよく聞きますが、今回の審査会はどういった性格のものなのでしょう...。最終見解を待ちたいと思います。


8月にも、日本を対象とした「人種差別撤廃­委員会」があるとのことで、こちらも心配です。
安倍さんと関係者の方々には、何とかこの夏を乗り切って、せめて現状維持をして頂きたいです。



今回の審査会の様子は、テキサス親父日本事務局の、ShunさんのFacebook(7月15・16日)にもUPされています(これが読みたいばかりに、ついにアカウント作ってしまった...)。
https://www.facebook.com/shun.ferguson.3

Facebookが見られない方は、こちらのブログで一部引用して下さってます。
http://blogs.yahoo.co.jp/bonbori098/32864308.html


上の情報と突き合わせて読むと、より全容が分かりやすいと思います。



以上、取り急ぎでまとめましたので、読みにくいかと思いますがご容赦下さい。
三世さん、情報提供ありがとうございます。



Tokiota