私がツイッターでフォローしている、とある在日さんがいます。
名前はそのまんま「在日三世」さんです。
ヽ(*^-^)/











いつも、好感をもって読んでいます。
いくつか呟きをご紹介しますね(ご本人には許可をいただきました)。



在日三世 @3korean · 3月5日
「反日、親日、どっちでもない、どうでも良い、無関心」でもなんでも良いから在日同胞は声をあげようよ。
日本人に、日本社会同様に在日にも色んな考えがある事を知って貰いたい。
そうしないとわだかまりが極限までいってしまう。
誰に遠慮する事も無く、自分の思いを主張してみませんか?


在日三世 @3korean · 3月15日
日本統治時代を生きた祖父母や他の一世に聞いていた話と、今本国が誠しやかに語っている当時の話があまりに違いすぎる。人により経験が違うから歴史感は違うのは当然だけど、それにしても違い過ぎ。
祖父母の話では日本の管理は厳しかったが、色んなものが整備、建設され全てのものが新鮮で楽しかった





(※在日韓国・朝鮮人について話をする上で混同しやすいので、以下、私の文中では「3世さん」と表記させていただきます。)

以前も書いたことですが、在日にも色んな人がいます。
本国の嘘に荷担したり、人権を笠に着て不当な要求をする人たちが目立っていますが、私たちのすぐ隣には、日本人となじんできた3世さんのような人が沢山いて、今までは声をあげないできたんだと思うんですね。

私が非常に感じ入ったのは、次の呟きです。


在日三世 @3korean · 4月16日
俺の名前を見て、「苦労したね」とか「大変だね」とか言う日本人に時々会う。これってすんごいムカつく。
正直特別な苦労もしてないし、至って普通に生活して来た。
わけ知り顔で「私は知ってるんだよ、貴方の苦労」みたいな態度、本当迷惑。よっぽど、ニンニク好きなん?とか言われた方が気が楽


在日三世 @3korean · 4月16日
周りが無用に「可哀想に」と言えば、言われた本人は「もしかして、俺って可哀想」→「俺は可哀想なんだ!」となる
一部の同胞の意見を鵜呑みにした、革新的と言われる日本人の方々。もう少し自分の目、知識で判断して欲しい。少なくとも三世にはこれは当てはまらないと個人的に思う。現実を見て欲しい



リベラル派の「在日は差別の被害者。彼らの人権を守ってあげよう」という態度は、ある意味それこそが差別に当たるのかも知れませんね。

またこのような呟きもあり、考えさせられました。


在日三世 @3korean · 4月24日
「総括」ってよく本国では使う言葉。北の本国の総括はめちゃくちゃな内容の総括だから論外だけど、「総括」をするという行為自体は見習う価値があると思う。日本は近代の歴史に於いての総括をしてこないままでいる。本国/中国は「日本が悪いんです、私たちは被害者です」と言う事で総括をしている。続く

在日三世 @3korean · 4月24日
日本はと言うと、国家としても個々人も総括を全くしていない。だから本国/中国のイチャモンにも全く対応ができない。慰安婦の検証が第一歩なんだろうが、そもそもの近代史に関して日本の国家として検証、総括を行うべきだと思う。過去の批判や賛美でなく、その経験則を今後に生かす事が目的で。続く

在日三世 @3korean · 4月24日
又、個々人では、祖父母の健在の方は当時の話を良く聞く。お年寄りの話を聞く。右左/外国書籍関係なく日本近現代史に関する本を乱読。その上で自分なりの歴史史観を総括。その内容は各々に寄ると思うが、自分なりの史観さえあれば、外国人に対してしっかりと自分の意思表示ができる。。と俺は思います


「日本はと言うと、国家としても個々人も総括を全くしていない。」 これは重要な意見だと思いました。日本人の過去の行為について私たちが「反省する」ということは、当時を振り返り、どういう状況の中で何を選択してきたかをしっかりと見つめることが前提のはずです。それが無いままに「ごめんなさい」と頭を垂れてきたのが間違いだったと思います。

私も今まで何も知らなかったツケで、ひーふー言いながら近代史を勉強していますが、確かに、知識が増えて自分なりに当時を評価できるようになってくると、余計な感情に煩わされることが減りました。様々な立場の人が色んなことを主張しているので、ある程度勉強が進むまではなかなか大変ですが、最終的には史観というものは「自分なり」でいいんだと思います。


在日三世 @3korean · 5月10日
朝鮮学校の歴史教育を受けると、日本に対して恨みは持つよ。
過激な反日教育じゃなくて、巧妙に日本を恨む方向へ誘導する教育だし。。今思えば俺も「プチ辛淑玉」状態だった。
だから日本の学校に転校した時、歴史の授業を受けるのが楽しみだった。日本人に悪辣な歴史を教えてやろうと思って。



間違った教育のために日本人を恨むようになってしまった在日の気持ちも(経験として)理解されてるんですね。恐らく一生日本で暮らしていくであろう生徒たちに対して、日本人と仲良くできないような教育をするとは、朝鮮学校は子供の人生を何だと思ってるんでしょう。
(ーー;)


日三世 @3korean · 5月12日
ここまで粘着質な批判受けるのが分かった。俺が差別商法で飯食ってる皆さんの営業妨害をしてるからだね。被害者側から「差別無いよ」って言われたら面目ないもんね。ごめんよ。でもさ、今後俺みたいな同胞が多く出てきて、飯食えなくなっても生活保護申請しちゃダメだよ。俺、差別商法の営業妨害人かも


反ヘイト活動をしている同胞からの嫌がらせがありました。3世さんに対して何か批判があるなら率直に意見を交わしたらいいのに、一方的に罵倒したり、ネトウヨのなりすましと決めつけてきました汗
私は、サヨクの人たちは人目のあるところでは綺麗事しか言わないのかと思っていたんですが、そうではないんですね。思いっきり3世さんに絡んでいちゃもんつけてました。


3世さんは「故郷は日本」と仰っています。いずれは帰化を考えているとも。
目覚めた日本人が増えて嫌韓感情が高まっているのに、今までのやり方を変えようとしない一部の在日や、本国のあり方に危機感を持たれたんだと思います。




私は以前、在日韓国・朝鮮人について「何でもかんでもいっしょくたにするのは好きではない」と書いたことがあります。特に、特別永住者については、反日でない(敢えて親日とは書きませんが)人が大多数だと思っています。

3月に書いた、在日問題に関する記事 でも(気づかれた方も多いと思いますが)、日本に害となる反日の特別永住者を「ザイニチ」と表記し、それ以外の人を「在日さん」と区別して書きました(いちいち注釈つけるのも大変ですからね^_^;)。

通名の「在日さん」とは知らないうちに接していることもあるでしょうし、自分の出自について隠さないまでも、わざわざ言わない人が多いと思います。「ザイニチ」の大きな声に比べると「在日さん」の小さな声は、なかなか聞く機会が少ないのが現実ではないでしょうか。

このことは保守の皆さんの頭の片隅に置いて欲しいのですが、ネット上であれ現実社会であれ、積極的に発信しているのは発信することでメリットがある人または発信しないと困る人です。反対に発信することでデメリットがある人発信しなくても困らない人はそのまま静かにしています。

これを意識すれば「後者に比べて前者が多数派とはいえない」ということが見えてこないでしょうか。

ネットの世界になるとこの意識が消えてしまって 「発信がない=存在がない」 という認識になりがちですが、実際には姿形は見えなくても、物言わぬギャラリーが常に皆さんのやりとりを聞いて(読んで)います。

私は3世さんのことを知ってとても嬉しく感じました。他にも同じような立場の人の発信が増えています。これはいい傾向だと思っています。

と同時に「“発信しないとヤバい”という危機感が、普通の在日さんたちの間に広がってきたんだな...。」とも感じました。

これはネット保守にも言えることです。
私は、まさか自分が保守系ブログをこんなに一生懸命やるなんて思ってもいませんでしたが、「“過激でない普通の保守”が発信していかなければ、“保守=歴史修正主義で差別的で戦争好き”のイメージが定着してしまう」 という危機感から、こうして発信を続けています。


私は3世さん以外の在日さんや、帰化した元在日さん(=今は日本人ですね)、それから親日の韓国人、合わせて6人をフォローしています。また何人かの元在日さんのブログも読んでいますが、皆さん率直に語ってくれています。在日さんたちがどんな人生を歩んできて、どういう経緯があって今に至っているかなんて、なかなか聞く機会がありませんから、私には新鮮なことばかりでとても興味深いです。

少なくともザイニチが語る空疎で観念的なネトウヨ批判に比べれば、自身の体験に基づいて語っているぶん、読んでいて100倍楽しいです。皆さんも反日でない在日さんたちの発信を読んでみて下さい。わざわざこちらに絡んでくるザイニチにばかり気を囚われて、「普通の在日の発信がない」と思い込んでいる人が多いです。

自分が接した何人かのザイニチの姿を拡大して、在日全体がそうなんだと決めつけたり、ネットの世界で膨らんだ「在日=日本人の敵」というイメージを、そうでない在日さんにまで当てはめないで欲しいと思っています。


日頃「在日は...!」と罵倒している人でも、3世さんのような人に会うと「あなたは他の在日とは違う」と言ったり「あなたのような人は応援したい」と言います。

これって普段「在日は...!」と言ってるその瞬間は、反日でない人のことは想像もしていないか、頭からすっぽり抜け落ちているってことですよね。

誰でも突き詰めればザイニチ在日さんの区別はしていると思います。でもいちいち書き分けることはせず、心の中でザイニチをイメージしながら「在日は...」と言っていることは分かります。

しかし「在日」と言えば、言葉の定義上は「すべての在日」という事になります。3世さんのような方のみならず、日本にいる全ての外国人も含むことになります。それによって、個人の発言であっても揚げ足をとられて「日本人は差別的」と流布されてしまいます。

そして、恐らくそれを読む在日さんたちの心は、発信者の意図は理解しながらも、ちょっとズキズキしているのではないかと思います。「見えないことは気にしない」ではなく、ちょっと想像力を働かせて、心のどこかにこのことを留めておいて欲しいのです。



いつだったか、竹田恒泰さんが「在日は宝」という発言をされてましたが、私はこのことを、以前は承服できませんでした。在日さんたちだって「宝」と言われても困っちゃうと思うんですよね。

今は「反日でない在日さんは、潜在的には保守である」と思っています。
だって日本人だって、いったん目覚めると保守寄りになりますからね(*^-^*)
どんな立場の人だって、冷静になって諸外国と比べてみれば日本の良さが見えてくるし、自然と日本が好きになるはずだと思っています。ましてや生まれ育った地ですし。

しかしだからと言って3世さんのような人に「よし、俺たちと手を組もう!」とか「共闘しよう!」と迫ってはいけません 乂・д・)
在日さんたちの発信が今まで少なかったのは、「政争の具にされるのはイヤ」というのも理由の一つじゃないかと思うからです(私の想像ですが)。

忘れてはならないのは、比較的親日的な在日さんであっても、「ネット保守」に対して嫌悪感を持っている人もいるということです。

たぶんもうしばらくの間、私たちは「すり合わせ」が必要だと思います。
日本と複雑な関係になってしまった「ほぼ日本人」の外国人と、どうしたら上手くつき合っていけるのか?今まではそれを一から問い直すこと自体がタブーでした。在日だの部落だのという話になると何となく「デリケートな問題」という意識だけが浮かんできて、思考停止していた人が多いと思います。

その上近年は、腹を割って話す機会もないままに、嫌韓感情が燃え上がってしまいました。
ネット保守は在日社会全体に対して「よくも騙しやがって」という気持ちがあると思います。しかし、これは真実を知った在日さんたちも感じていることで、親日的な在日さんたちの中には、過去に自分たちが受けた教育が嘘だらけだったことを知ってショックを受けた人もいます。「誰が誰を騙したのか」をきちんと見分けてほしいと思います。

既に穏やかでない間柄になってしまいましたが、今からでも遅くありません。在日さんたちの声に耳を傾けましょう。疑問があったら聞いてみたらいいと思います。在日さんたちは自分の体験した範囲のことであれば教えてくれますよd(^ー^* )
ざっくばらんに交流していく中で自然に融和していけたら、それが理想だと思います。

「日本を愛するならこうでなければならない」と押し付けたり、「もう騙されないぞ!」と頑なになるのはお互い無駄に疲れます。文章読めば大体どういう人か分かりますから、「話せる人だな」と感じたら、自由に柔軟に意見を交わした方が得るものが大きいです。


どうかすると、私も含めネット保守は「在日」について分かっていると勘違いしがちです。でも本当は、一人一人の声を聞いてみないと分からないことが多いです。育った環境も様々で、屈折したものを抱えている人もいますし、それを超えて強くなった人もいます。

歴史の話なんかだと「ソース」を気にするじゃないですか?それなのに在日さんたちの「思い」については、殆どの人がぶっちゃけて話す機会が無いせいか「反日なんだろう?」と決めつけていたりします。これは悲しいことですよね。


ザイニチ在日さんをいっしょくたにして悪く言うことは、一種の分断につながります。ザイニチは保守に嫌われることを沢山しますし、隠れて卑怯な工作もするし、あること無いことまーいけしゃあしゃあと言ってくれますよね。すごく腹が立ちますが、もしかしたらそれによって私たちが親日の在日さんまでをも敵視するように仕向けているのかも知れませんよ。保守と在日さんが親しくなるのを邪魔しようとしているのかも。
( ̄ー ̄)

「差別だ!」と言われて「差別ではない。区別だ!」という場面がよくありますが、せっかくの交流の機会をこちらからシャットアウトしないためにも、どうかその「区別」を、面倒がらずにもう一段階徹底してみて下さい。

日本を害するザイニチを批判したい時や危険性を訴えたい時は、面倒でも「在日」の前に「一部の」とつけて頂けたらと思います。文脈で分かる場合はまだいいんですが、怒りにまかせて罵倒したくなった場合でも「在日は~」ではなく、ちょっとだけ言葉を足して「一部の在日は~」と書くことで印象はだいぶ変わりますし、在日の中の“ふとどき者”を指して言っていることが伝わります。

あるいは、いちいちまどろっこしいかも知れませんが、一文でいいのでフォローを入れて下さればと思います。「全ての在日がそうでないことは分かっています」とか「反日でない在日さんについてはまた別です」とか、一言入れるだけでも違います。

個人個人がどう表現しようが自由ではあるんですが、乱暴な総括をして外部との溝を深くすることは保守の輪の広がりを妨げますし、戦略として非常にまずいのです。


これは慰安婦問題にも当てはまります。一部の保守言論人が感情を混ぜて不用意に使った言葉を「それっ」とばかりに真似て多用するのは危険です(実際に弊害を起こしています)。

あまり神経質になるのもよくありませんが、悪口と批判は違います。批判の内容がしっかりしていれば侮蔑語は必要ありませんので、以前も書いたように「感情を混ぜずに具体的に」批判することを心がけてもらいたいと思ってます(冷静に批判するためには、史実などをある程度勉強することも必要です)。

これ↑、在日さんたちは出来てる方が多いです。熱くはなっても激高はしないし、サヨクに絡まれてもちゃんと論理的な文章で返してます。侮蔑語の羅列してる人とか、捨てゼリフ吐いて逃げる人とか見たことがありません。親日の韓国人も同様です。勉強になります。
(´ー` )

長くなりましたが最後に、私は3世さんのような方には一刻も早く帰化していただきたいと思っています。


Tokiota