映像はYuki Manuela Janke=有希・マヌエラ・ヤンケさんが、2007年のチャイコフスキー国際コンクール第3位入賞した時のもの。彼女が弾いているのは、日本音楽財団より貸与されている1736年製ストラディヴァリウス「ムンツ」、この「ムンツ」が、2012/10、フランクフルト空港の税関で差し押さえられ、関税約1億2千万円を請求された。これは、日本などEU域外から430ユーロ(約5万7千円)を超える価値のある物品を持ち込む場合、原則として税関申告が必要とされていたからだ。

 

1736年製ストラディヴァリウス「ムンツ」の大写真/文京楽器より

http://www.bunkyo-gakki.com/images/2011/10/20111024164838523_0002.jpg

 

このムンツはアントニオ・ストラディヴァリが1736年に製作したもので、楽器内側に貼られたラベルにはストラディヴァリ本人の手書きで「92歳の作品」と書かれている珍しい楽器。透明な黄褐色のニスが楽器のほぼ全体に綺麗に残っており、楽器の保存状態も音色も格段に優れている。1874年以降、英国の収集家ムンツが所有していたため、「ムンツ」と呼ばれている。1737年に死去したストラディヴァリが、最晩年に製作した楽器の1つとして知られている名器である。-日本音楽財団サイトより-

http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2003/00787/contents/0029.htm

 

【産経11/14-「プロの楽器は申告免除」 税関差し押さえ問題でEU】

 ドイツの空港税関で昨年、日本人演奏家らが使用するバイオリンの名器が相次いで差し押さえられた問題を受け、欧州連合(EU)欧州委員会が「職業用具として域内に持ち込む楽器は税関申告の義務を免除する」と規則を改正したことが13日、分かった。今月21日から施行される。

 

 これまでは日本などEU域外から430ユーロ(約5万7千円)を超える価値のある物品を持ち込む場合、原則として税関申告が必要とされていた。

 

 差し押さえの問題を受け、日本政府が欧州委に対応を求めていた。

 

 フランクフルト国際空港の税関では、ベルギー在住のバイオリニスト、堀米ゆず子さんが昨年8月、名器ガルネリを、同9月にもドイツ在住のバイオリニスト、有希・マヌエラ・ヤンケさんが名器ストラディバリウスをそれぞれ差し押さえられた。

 

 2人とも密輸の疑いが掛けられたとされるが、その後、無償で返還された。(共同

 

バイオリンの名器は無償で返却されたと言うが、未だに韓国からは盗まれた仏像は帰ってこない。もし、韓国人がバイオリンを作っていたら、関税の問題ではなく、空港で差し押さえられ、返却されることはないだろう。「このバイオリンは金名人の作ったもので、倭寇に奪われた。日本には返せない」と最高裁判決が出るに違いない!キチガイ国家には常識も国際法も通じない。韓国は感情で法律も判決も決めるようだ。