写真は恩赦法案反対抗議デモ/YouTubeより、インラック首相率いるタイ貢献党が強行採決で恩赦法案を下院で通したが、上院で140 vs 0で否決され、廃案となる見通し。これにより、インラック首相の兄のタクシン氏のタイ入りは潰えた。身内に甘い首相は叩かれる。タクシン氏をタイに戻して混乱を招くことが為政者としてやるべきことなのかどうか。考えなくても分かる筈!


以下はバンコクポストの写真↓

http://www.bangkokpost.com/lite/topstories/379319/senators-reject-amnesty-bill

 

【産経11/12-タイ恩赦法案廃案でタクシン氏の帰国遠のく 支持派も3万人集会】

 【マニラ=吉村英輝】タイ上院は11日夜、実刑判決を受けて海外逃亡中のタクシン元首相を対象に含めた恩赦法案を否決した。廃案となる見通しで、タクシン氏の妹、インラック首相が目指す帰国実現は遠のいた。インラック氏は抗議活動を収束させるため廃案を容認していたが、バンコク市内の中心部では11日もタクシン氏への恩赦に反対するデモが行われ、治安当局が警戒を強めている。

 

 インラック氏が率いる与党・タイ貢献党が1日、強行採決で下院で恩赦法案を通過させたことによって活発化した抗議デモは、上院で同法案が審議された11日も、バンコクの中心部で行われた。フランス通信(AFP)によると、恩赦法案に反対する反政府抗議活動の規模は数千人に上り、首相府や国会議事堂を警備するため数千人の警官隊が配備された。

 

 こうした抗議活動について、東南アジア研究所(シンガポール)のタームサック・チャラーンパラヌバップ客員研究員は「恩赦法案がもたらす法の支配の欠如に、沈黙を守ってきた多数派が抗議の声を上げ始めた」と分析している。

 

 抗議の高まりを受け、インラック氏は7日、上院が恩赦法案を否決し、下院に差し戻しても廃案とすることを容認する考えを表明。デモに屈する形となった。

 

 一方で「赤シャツ隊」として知られるタクシン氏支持派は10日、バンコク近郊のサッカー場で与党支持を訴える集会を開催した。警察当局によると約3万人が集まった。