アンドレイ・プラトーノフの「チェヴェングール」が今日届いた。

著者のプラトーノフは、岩波文庫の「プラトーノフ作品集」で初めて知った。

圧倒的な物語と筆力に呆然とし打ちのめされた。

その後日本語で読めるもう一冊「土台穴」を読んだ。

ただしあと三分の一くらいが残っていて、5年くらいそのままになって読了とはなっていない。たぶん、ぼくが大好きな「ジャン」より、読むのに骨が折れたせいもあるかもしれない。

さて、今日届いたのはかなりな長編「チェヴェングール」だ。

なんと597ページもある。

本の帯にはパゾリーニの「わたしもプラトーノフのようになれたら」や、ジジェクの「20世紀には重要な作家が3人いたーーベケット、カフカ、そしてプラトーノフだ」。帯には書かれていなかったがグレツキーの言葉はあまりに有名だ、「プラトーノフは翻訳不可能だ」。

さて、今年一番の文学的体験となると思うんだけど、果たして彼のポリフォニー的な作品の読みが少しでも僕にできるのだろうか。