昨日、キッド・アイラック・アート・ホールでの8回目のリサイタルを楽しく終えることができました。

プログラムは以下の通りです。

フランチェスカ・ダ・ミラノ・・・2つのリチェルカーレ
ドミニコ・スカルラッティ・・・2つのソナタ
J.S.バッハ・・・無伴奏チェロ組曲2番
カステルヌオーヴォ・テデスコ・・悪魔の奇想曲
マウロ・ジュリアーニ・・ローズ、アレグロ・ディ・フーガ
ブルーノ・マデルナ・・・そして、その後
ニコロ・パガニーニ・・・ロマンスと変奏曲

アンコールは ルチアーノ・ベリオ・・・フォークソング集からアルメニア民謡(渡部編)

イタリア音楽を中心としたプログラムでした。

突然ではありますが、キッド・アイラック・アート・ホールのリサイタルシリーズはとりあえず今回で終了となりました。
これまでのご支援やご協力に謹んでお礼申し上げます。

今後の活動については未定ですが、とりあえずは読書生活に当分,戻るつもりです。
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沈める寺、鎮める魂

テーマ:
今日は、「フランス室内楽のエスプリ」と題されたコンサートを聴いた。
出演者は河村尚子、佐藤俊介、セバスチャン・マンツ、ウルリッヒ・ヴィッテラー。

曲目は以下の通り。
ドビュッシー・・沈める寺
プーランク・・クラリネットソナタ
ラヴェル・・ヴァイオリンソナタト長調
メシアン・・世の終わりのための四重奏曲

1部の始まりは河村尚子のピアノで「沈める寺」の演奏。
彼女はどちらかといえばドイツの古典やロマン派を得意とするピアニストと思われがちだ。しかし
何度か彼女のドビュッシーをコンサートで聞いて間違いなくこの人はこの作曲家を理解する音楽家としての資質を持ち合わせていることを疑わなかったのだが、それを証明してくれるような素晴らしい演奏。
プーランクはセバスチャンのエスプリたっぷりの演奏が圧倒的。
ラヴェルは佐藤君のこの音楽の表している無意味さを見事に表した名演だった。
さて後半はメシアン。
CDだけではなく、何度かコンサートで聴いてきた曲なのだが、心底心を打たれたのは今回が初めてかもしれない。
この真にこころのこもった演奏はパリで悲惨な事件に巻き込まれて亡くなられた方たちへの鎮魂になってくれたのではと信じている。

いっしょにコンサートを聴いた連れ合いはメシアンの演奏のあと目頭を熱くしていたが、それはわたしも同じだった。
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