ややこしい事になってきました。
普段、どちらかと言えば輸入品メインの商いになっている弊社ですが、今週は国内産2才(ヒネ仔)にかき回されています。
何がややこしいのかと言うと、相場の差です。
ここのところ、何かはじけ飛んだかのように急騰した輸入品。国内産が安いのは分かっていたのですが、品物が集まらず困っていました。
しかし先日紹介したとおり、新仔の出荷がちょびちょび始まったのを受け、2才(ヒネ仔)の出荷もやや増えてきたようです。在庫整理ですね。
問題の相場の開きですが、輸入品と比べて、なんと約300円~400円も安いのです。
今の高値の中でこの差は大きすぎます。
おそらく一番影響を受けるのは台湾でしょう。品質的にも国産2才と現在の台湾産では遜色なく使えそうです。
やわらかさ重視の方はちょっと使いにくいかもしれませんが、それでもこの相場差では心を揺さぶられるでしょう。と言うか「使うしかない!」が本音かもしれません。
こんな状況から察するに、現在高めで設定されている新仔相場も、6月からの本格出荷の頃、2才(ヒネ仔)の200円UP(ご祝儀相場)と想定しても、現在の輸入品より安いことになります。
今のところ、台湾、中国ともに、相場を合わせるとは言っていないようですが、この相場差では合わせなければ売れなくて当たり前になってしまいます。下げに転じるのも時間の問題のような気がします。
台湾、中国の現在の心境は、登っていた“はしご”を急に外されたような感じでしょう。
今週入荷の活鰻です。
5月26日入荷 中国産
毎年今の時期になると品質が落ちてきますね。中国は。
時期的なものでしょうから仕方ないかも知れませんが、国産新仔が出てきたら、問屋としても売りにくいですね。
来週の相場は横ばいです。
5月26日入荷 台湾産
硬そうですね。売れも悪いのか細物も出してくれています。
「細物出さないよ」との事だったのでお客さんにアナウンスしたのですが、しっかり出してきてるじゃないですか。
もう、振り回されてます。
来週の相場は横ばいです。
5月28日入荷 愛知県三河産(2才)
5月28日入荷 静岡県浜名湖産(2才)
いろいろな意味で主役の国内産です。
普段中国産をお使いのお客様が試しにもって行かれたのですが、「蒸しに30分かかっちゃったよ。」だそうです。
見た目はそれ程硬そうに見えないのですが、やはり硬かったのですね。
あとは、相場的な人気でショートだけしなようにしてもらいたいですね。たぶん無理だと思いますが・・・・・・。