選挙戦真っ只中のイタリアです。

先週の日曜日と月曜日に1回目の投票がありました。


月曜日に投票できるっておもしろいですよね。
お店などで働く人は月曜日の午前中はお休みなので、
午後からの仕事に行く前に投票…
イタリアならではな感じですね(笑)


システムがいまだによく分かっていないのですが、
1回目の投票で一人で過半数を獲得できなかったら、
上位2名による決戦投票があるようです

今回見ててやっと分かりました


というのは、ミラノは現首相のお膝元で
最近、決戦投票まで持ち込めた対立候補がいなかったんですね。


今回、久々の決戦投票です


イタリアだけでなく、ヨーロッパ各国の新聞の一面に
「ベルル○コーニ主義崩壊か?!」
って書かれてました。


こちらが対立候補の方。
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こんな至近距離まで近づけちゃいました



現イタリア首相ってですね…ミランのオーナーであり、テレビ局と出版社を牛耳り、
何本も公判を抱え、自宅に未成年を集めて乱交パーティー
最近はかなりお下劣な下ネタの笑い話がお得意で
各国首相との集合写真では隣に立つ首相の頭の後ろから指を出し
柱の影から「ばぁ~」と飛び出し、
オ○マ大統領を「ちょっと日焼けした青年」と評し
サル○ジ大統領には「イタリア女性はいいだろう」と言い
カ○フィイ氏には「イタリア首相が辞任しないのに、なんで自分が辞任しないといけないんだ!」
と言われたという『ツワモノ』です。

ミラノ市長はその片腕とも言えるオバサンで…

こちらでは基本的に女性も結婚前の姓を名乗るのに、
旦那さんの苗字の方が有名だからと旦那さんの苗字を使い、
(ちなみに旦那さんはインテルのオーナーの親族)
「スカラ座はミラノ市に何の役にも立ってないから補助削減!」と言い、
(でもプレミエにはおめかしして現れるのね…)
業績を残したくて、建設途中の病院を見切りで認可(こ、怖い…)、
地下鉄開通(おかげで2日に1回は駅のエスカレーターが止まる…)
などなど、などなど…

読んだらお分かりになると思いますが「大嫌い」です(笑)


地下鉄を降りて階段を上らされる度、腹が立つ~ぅ

「私の力でミラノには公共住宅が増え、地下鉄も整備されました!」
とか言うのを聞くと、もっと腹が立つ~ぅぅぅ


「整備されとらん」っちゅうねんです(笑)



2週間後、決戦投票です。

どうなるんでしょうね。