昨日は、入り込む雨との格闘をしていました。
今日は天気が良くなり、仮設を回りました。
偶然、同じ地区から来ている人に会いました。
「なぜ、こんな離れた仮設に来たんですか?」
と聞いたら、ご主人が、筋萎縮性側索硬化症という病気で、病院に近いところとお願いしたそうです。
体が思うように動かなくなる病気らしく、逃げるときもいつものようにベッドを起こそうとボタンを押しても動かず、停電しているのに気づき、あわてて引っ張って逃げたそうです。
それから、とても不自由な思いをし、家の泥を出したり、片づけをしていても、無事だった人は手伝わずただ見物しているだけだった、支援物資や義援金をもらいすぎだと言われる、と泣いていました。
私も、震災直後の観光のような見物人や情報を持たずに来るボランティアの方、食べ物が無いのに、何も準備してこなかったので、皆のご飯を食べている、何しに来たんだろうという人もいました。
私も仮設に入っている人だけ優遇されてズルイ、とよく言われます。
でもあんな思いをしなくても良いなら、何もいらない、と思います。
夫婦2人で60歳を過ぎ、先が不安だと話していました。
大丈夫、わかってくれる人もいるから、と励ましあいました。