三浦半島周遊(13)走水神社Ⅱ | どちて坊やが隠居をしたら~日本国でも毎日が徒然~

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「野宿でもお腹に肉のつく身哉」

日本一周・全県に足跡を目標に、車中泊やキャンプをしながら、
大好きなラーメンを食べ、100名城を中心にした城めぐりや
神社仏閣に参拝し御朱印を頂く、旅の絵(写真)日記です。


          [三浦半島周遊(12)のつづき]


走水神社の創建は記録には残ってませんが、口伝えによると、
日本武尊が東征の途上にこの地を訪れ、冠を村人に与え、村人がこの冠を
石櫃へ納め土中に埋めて社を建てたのが始まりといいます。



多くの境内社がございました。

 
拝殿横、弟橘媛命に殉じた侍女をお祀りしている別宮


水神社


稲荷神社
豊受姫命 (とようけひめのかみ)
宇迦之御魂神 (うかのみたまのかみ)

 
古代稲荷社

弟橘媛命の記念碑(伊豆石造、高さ一丈四尺)
 

 さねさしさがむのをぬにもゆるひの
 ほなかにたちてとひしきみはも
 勲一等昌子内親王書

   撰文
嗚呼此は 弟橘比賣命いまはの御歌なり命夫君 日本武尊の東征し給ふ伴われ
駿河にては危き野火の禍を免れ 此の走水の海を渡り給う時端無く暴風に遭ひ 
御身を犠牲として尊の御命を全からしめ奉りし其のいまはの御歌なり御歌に
溢るゝ真情はすべて夫君の御上に注ぎ露ばかりも他に及ばず其の貞烈忠誠
まことに女子の亀鑑たるのみならず亦以て男子の模範たるべし平八郎等七人
相議り同感者の賛成を得記念を不朽ならしめむと御歌の御書を 
常宮昌子内親王殿下に乞ひ奉り彫りてこの石を建つ
明治四十二年十月
発起人
海軍大将正三位大勲位功一級 伯爵 東郷平八郎
海軍大将従二位勲一等功一級 伯爵 伊東祐亨
海軍大将従二位勲一等功二級 子爵 井上良馨
陸軍大将従二位勲一等功一級 伯爵 乃木希典
樞密顧問官兼御歌所長従二位勲一等 男爵 高﨑正風
海軍中将従三位勲一等功一級 男爵 上村彦之丞
陸軍中将従四位勲二等功二級  藤井茂太
  御歌所主事従五位勲六等 阪正臣謹書
  旭海鶴永富萬治敬刻






                           つづく