今の気持ちを忘れずに…。第107回歯科医師国家試験、合格発表。

こんばんは

多久市のうめず歯科口腔外科医院の梅津です

うめず歯科口腔外科医院　公式ホームページはこちら↓↓↓

http://umezu-dent-oms.cihp.jp/

誠に勝手ながら、３月の無料口腔がん検診・無料歯科検診は、私用（妻の出産）につき、実施いたしませんいつもご利用いただいております皆様方、そして、受診を希望される皆様方には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒、ご了承ください３月の休診日のご案内を更新いたしております詳しくは、当医院公式ホームページをご覧ください

また、３月２５日（火）は、本年４月１日より改定されます、保険診療点数に対して、九州厚生局と佐賀県による県内の歯科医療機関に対しての合同説明会が実施されますので、１７：３０までの診察とさせていただきます

本日のお昼、先月の２月１日（土）～２日（日）に行われました、第107回歯科医師国家試験の合格発表が厚生労働省、各地方の厚生局で行われ、新たに２，０２５名の新しい歯科医師の先生が、私どもの仲間入りをされました

合格、おめでとうございます

６年間の歯科医学教育…、膨大な量の勉強、数多くある試験、大変だったと思います

本当に、お疲れ様でした

これから、たくさんの困難や難しい課題に直面することも出てきますが、歯科医師として患者さんの診療を行っている上で、それ以上のうれしい出来事やシーンが先生方にやってきます歯科医師となられた、今日の、今の気持ちを忘れずに、前途輝かしい歯科医師としての、医師人生を歩み出されんことをお祈りいたしております

さて、私ですが、およそ１０年前に、歯科医師になりました私は、歯科大学に２年間の浪人を経た後に何とか入学いたしましたので、２６歳の時に歯科医師国家試験を受験し、歯科医師免許を取得いたしました

当時は、国家試験は３月下旬に行われ、４月の下旬に合格発表が行われており、既に、九州大学病院第１口腔外科に新入医局員として入局し、『仮免許』医師的な存在でした

私は、合格発表の日を今でも覚えております

同期の仲間と、九州厚生局に合格発表を見に行き、自分自身の目で、自分の受験番号を確認いたしました大変だった６年間の勉強の疲れが一瞬に吹き飛ぶくらい、とてもうれしかったのと同時に、歯科医師としての責務の大きさに押し潰されそうになったのを記憶いたしております

私が在籍いたしておりました、九州大学病院第１口腔外科では、新入局の一年目の新米医師は、先輩の当直医師のお手伝いとして、順番で当直業務を行っておりました今は、どうなっているのか分かりませんが…。。。その名も、『お付き』と言うものでした

何と、私は、合格発表の当日が、『お付き』の当番でした

何も無ければ良いなぁ～と、ビクビクしながら、医局の自分のデスクで事務作業を熟しながら、深夜の時間を過ごしておりました明け方の４時頃でした…、病棟から内線が『先生、○○さんが出血しています早く来て下さい』と。。。白衣のボタンを閉めながら、ダッシュで病棟の処置室に降りて行くと、数日前に舌ガンの手術を受けられた患者さんが、口からボタボタと大量の出血を来しておられました上司の先生と、夜勤勤務の看護師さんたちは、テキパキと処置をされている半面、私は、初めて目の当たりにする大量の出血で、呆然としていましたその時、看護師さんから、『梅津先生っ、何やっているの先生でしょっ、しっかりしてください』と、背中を叩かれましたふと我に返り、上司の先生の指示に従いながら、患者さんの止血処置を手伝ったことを先日のように、鮮明に覚えております

そして、その時に、ご指導してくださいました笹栗正明先生（現在は、九州歯科大学口腔外科第１講座、准教授）から、『梅津、出血点が見えるように引いて居てくれ。』や『そこをしっかり吸引してくれ。』や『点滴のルートを取って。』と、何もできなかった私に、手取り足取り教えていただいた想い出が甦ってまいります常に冷静で、的確な判断をされ、上手に止血処置を遂行される笹栗先生に、ただただ凄いなぁ～と思うのと、言われたことを必死ですることしか余裕がなかったように思います…気が付けば、日が昇っていて、すっかり朝になっていました笹栗先生から、『ありがとな。』と声をかけていただきましたが、笹栗先生にとっては、私は足手纏いに過ぎず、迷惑な存在だったと思いますが、とてもうれしく感じました