- パピヨン-製作30周年記念特別版- [DVD]/スティーブ・マックィーン,ダスティン・ホフマン,ロバート・デマン
- ¥4,179
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内容:脱獄囚が書いた実話をS・マックィーンとD・ホフマンの共演で描く脱獄ドラマ。無実の罪で投獄されたパピヨンが、不屈の執念で命を賭けた脱走を繰り返す。(Amazonより)
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はい!今週も2本立てでお送りしておりますスティーヴ・マックィーン 特集、その2本目は
1973年製作「パピヨン」です!!ヽ(゜▽、゜)ノ
ちなみにコレは3か月くらい前に「午前十時の映画祭」で観たばっかりだったりします。
※その時のヤッツケ記事がコチラ⇒ 『午前十時の映画祭』第9週観賞報告
胸に彫られた蝶の刺青があるところから、パピヨン(S・マックイーン)と呼ばれた男が、大勢の囚人と共にフランスの刑務所から、南米仏領ギアナの監獄に送られたのは肌寒い夜明けのことだった。罪名は殺人だが、本当にやったのは金庫破りにすぎない。国籍剥奪の上、二度と生きては帰れぬ“生き腐れの道"へ追放されるのは納得できなかった。灼熱の海を渡る船中で、パピヨンはルイ・ドガ(D・ホフマン)を知った。フランス中を混乱させた彼の罪状は国防債券偽造。パピヨンは、脱走に必要な金を工面するために、ドガの金を狙う囚人から彼の生命を守ることを約束する・・・(goo映画より)
うーん、やっぱり面白れーー!!ヽ(゜▽、゜)ノ
はい、ついこの前観たばっかりだったのにやっぱり面白かったッス!!ヘ(゚∀゚*)ノ
それこそ名作の証よねー♪
20世紀に実在したフランスの元服役囚アンリ・シャリエールが、収容所での体験をもとに
自ら著した自伝小説を映画化したものです。
殺人の濡れ衣を着せられ、服役囚として仏領ギアナの沖合に浮かぶ監獄島へと送られる事に
なったパピヨン(マックィーン)。服役囚の半分は1年ももたずに死んでしまうと言われる過酷な
環境に有り、しかも一度そこに送られたものは二度と島を出る事も許されず、刑期を満了した
後も生涯そこで暮さねばならない決まりだった。
島送りの船中から既に島からの脱走を考えていたパピヨンは、そこで債権偽造の罪で
同じく島送りになった服役囚ルイ・ドガ(ダスティン・ホフマン)と知り合う。
ドガの持つ大金に目を付けたパピヨンは、彼の身の安全を守る代わりに脱走の資金提供を
持ちかけ、ドガもそれを了承する。
そしてついに船は監獄島に到着、パピヨンは脱走の機会を窺うが・・・ってなお話。
「大脱走」 や「穴」 など数多くの傑作が存在する脱走モノですが、本作は脱走のプロセス
そのものを描いた作品ではありません、パピヨンが企てる脱走計画はほとんど
力業ですしね(汗) もちろんバレるかバレないか、捕まるか捕まらないかといった
脱走モノの醍醐味であるハラハラドキドキもありますが、この作品の本質は
そこでは無いとワタシは思います。
つまりこの作品は「いかにして逃げるか」を描いているのではなく、「逃げる」ということに
己の生涯を賭けた男の生き様を描いた濃密な人間ドラマであり、同時に正反対とも言える
個性の持ち主ながらも人生の多くを共有する事になる一人の男との邂逅を描いた
熱い友情ドラマだと思うのです。
で、その二人の男、パピヨンとドガを演じたマックィーンとダスティン・ホフマンが
とにかく素晴らしいんですよねー!!ヘ(゚∀゚*)ノ
二人の育む男臭~~い友情には胸が熱くなること請け合いですよ!(ノ゚ο゚)ノウオー!!
苛酷な収容所生活の中で次第に消耗し老いてゆく様は圧巻のひと言ですし、
この二人の名優無くしては成立しなかった映画とまで言っちゃっていいんじゃ
ないでしょうか。二人とも素敵!!(≧▽≦)
あと映像も素晴らしかったですねー!鬱蒼と生い茂る密林、ワニの生息する湿地帯、
ハンセン病患者だけを隔離した島、先住民族の村落、そして陽光に照らされ煌めく
青い青い海…とにかくリアルで美しい。この映像の前では有名な「ダイバーがバッチリ
映っちゃってる件」も御愛嬌ですよ(笑)
総評。
熱い熱い男のドラマです。やっぱマックィーンはこーゆー男臭ーい役を演じてる時が
一番素敵だなー!!ヘ(゚∀゚*)ノ 「午前十時の映画祭」でこれから本作が上映される
エリアの方にはゼヒ劇場で観ていただきたい傑作ですね。
原作者でありパピヨンのモデルであるアンリ・シャリエール自身が登場する
映像特典のメイキング映像も実に興味深かったですし、こりゃーDVD買っちゃうべきかな?
ってワケでもちろんオススメです!!