ホワイト・ラブ | キネマの天地 ~映画雑食主義~

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レンタルビデオ鑑賞日誌



(ほぼ)一日一本のペースで映画の感想を書いてます。

ホワイト・ラブ [DVD]/山口百恵,三浦友和,北村和夫
¥4,800
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内容:世紀のスーパー・アイドル、山口百恵の引退20周年を記念して、彼女の主演作をDVD化。公募した原案を基に製作された、百恵・友和の主演コンビ10作目となる記念作。(Amazonより)


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はい!レビューがそーとー溜まってるのでガンガン行きますよーっ!ヽ(゜▽、゜)ノ

ってワケで今週の百恵ちゃん は、1979年製作「ホワイト・ラブ」です!!

百恵ちゃん三浦友和コンビの10本目記念ということで、公募した原案を基に

小林竜雄藤田敏八が脚本を執筆、小谷承靖が監督した作品だそうですよ♪(°∀°)b





スペイン語の会話学院に通う上村忍は、その学院の臨時講師、山野辺健と親しくなった。忍には父がなく、肉親は美容院を営む母と、結婚した姉がいる。健はスペイン駐在の経験のある元商社マンで、脱サラ講師。スタイリストとスペイン語にどんな関係があるのかという健の問いかけに暗い表情をみせる忍。一方、健も商社を辞めた理由を語ろうとしない。そんな二人が急速に接近していく・・・(goo映画より)




・・・ふーん、百恵ちゃんの現代劇では、コレはなかなかいい方かもー(・∀・)



ほい、とある事情から近々スペインを訪れようとしているスタイリストの卵・上村忍

(百恵ちゃん)と、忍が通うスペイン語学校で臨時講師をしている元商社マン・山野辺健

(三浦友和)のお話です。

「スタイリストを目指す忍がなぜスペインに行こうとしているのか?」とか、「元エリート商社マンの

山野辺が、なぜ今は仕事を辞め外人専門のヒモ・ミッキー安田(岩城滉一)のような

胡散臭い輩とつるんでいるのか?」とかいった謎がカギとなる前半を経て、後半は

それぞれの問題に決着をつけるべく訪れたスペインで物語は展開するのですが、

ブッチャケストーリーはあんまり気にしなくていいかも知れません(爆) まぁ「赤い

シリーズ」がちょっと入っているような、リアリティは無いけどドラマティックな展開を

見せますよ。

ってかまさか百恵ちゃんが牛追い祭りに参加するとはっ!!!Σ(=°ω°=;ノ)ノ 

(注:もちろん実際に追われてるのは百恵ちゃんのフリをしたスタントマンさんです)



本作の見どころは何と言っても百恵ちゃんですね。 ここ数作でグッと大人っぽくなった

感のある百恵ちゃん、本作ではすっかり大人の女ですよ~♪(〃∇〃)

「男と一夜を過ごした翌朝、男物のシャツを羽織ってベットから起き出す」なんて

セクシーなシーンもすっかり様になってます。

順調に育ってくれてオジチャンとっても嬉しいぞーーーっ!ヽ(゜▽、゜)ノ ←

一方三浦友和の見せ場は岩城滉一との乱闘シーンでしょうか。彼も確実に巧くなって

ますねー。



そして本作のもう一つの見どころは豪華スペインロケでしょう。

まぁサグラダ・ファミリアとかカサ・ミラみたいな観光名所はあんまり出てこないんですが、

一応申し訳程度にスペイン広場のドン・キホーテ像なんかは映ってますよ。

しかし百恵ちゃん出演作って、「赤い疑惑」パリ「ふりむけば愛」サンフランシスコ

そして本作でスペインと、今のTV・映画界ではちょっと考えられないくらい贅沢なロケを

敢行してますなぁ。それだけゴールデンコンビの人気は凄かったということでしょうか、

あるいは業界の景気が良かった証しかな。





総評。

ゴールデンコンビ以外の出演者も、岩城滉一・田中邦衛・北村和夫・范文雀・小林桂樹等々

見知った顔が多くなかなか豪華ですし、ストーリーもリアリティは無いけど「ふりむけば愛」に

比べればはるかにいいです。何より人気絶頂期の百恵ちゃんの魅力をたっぷり

堪能できますからねー♪ ファンならずとも一見の価値アリではないでしょうか。

ってワケでオススメです。