華麗なる賭け | キネマの天地 ~映画雑食主義~

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(ほぼ)一日一本のペースで映画の感想を書いてます。

華麗なる賭け [DVD]/スティーヴ・マックィーン,フェイ・ダナウェイ,ポール・バーク
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内容:スティーヴ・マックィーン、フェイ・ダナウェイ共演による犯罪サスペンス映画の名作。警察は、市街で起きた銀行襲撃事件のリーダーと目される人物・トーマスを追尾する。しかし彼は有数の資産家として名が通っており…。 (Amazonより)


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はい!今週のスティーヴ・マックィーン 枠は、1969年製作「華麗なる賭け」です!

監督は先日の「シンシナティ・キッド」 と同じノーマン・ジュイソンね♪(°∀°)b




トーマス・クラウン(スティーヴ・マックィーン)は、金持ちで、ハンサムで、洗練された紳士だ。が、実は彼は、泥棒にかけては異常な才能と情熱の持主。ある日、彼はかねて計画中の一大銀行強盗を実行した。エーブはじめ4人の部下に指令を送り、自分のビルの前の銀行を襲わせた。計画は見事成功、クラウンは奪った金に自分の金を足して、ジュネーブの銀行に預金した。ボストン警察のマローン刑事(ポール・バーク)は、事件調査に乗り出したが、手がかり一つ得られなかった。一方、被害を受けた銀行が加入していた保険会社のマクドナルドは、犯罪追及に特別な熱意を持つビッキー(フェイ・ダナウェイ)に調査を命じた。ビッキーはマローン刑事と協力しながら、自分自身でも調査を行ない、次第に実業家クラウンがあやしいとにらむようになった・・・(goo映画より)




・・・はい、大富豪でありながら刺激を求めて銀行強盗の黒幕として暗躍する男

トーマス・クラウン(=マックィーン)と、持ち前の直感と情熱でトーマスを怪しいと睨み

接近する保険調査官ビッキー(フェイ・ダナウェイ)のお話です。

原題は「トーマス・クラウン・アフェアー」ピアース・ブロスナン主演で同名の

リメイク映画も製作されたのでご存知の方も多いのではないでしょうか。


トーマス・クラウン・アフェアー [DVD]/ピアース・ブロスナン,レネ・ルッソ
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↑作品としてはマックィーン版の方が好きだが、邦題の響きはコチラの方が好き。





さて、感想。



・・・いやぁ~、オシャレな映画やなぁ~~♪:*:・( ̄∀ ̄)・:*:



本作は前述のとおり強盗団の黒幕を主人公とした作品ですが、アクションやクライム

ムービーでは無いんですよね。話のメインは主人公トーマス・クラウンと彼の犯罪の証拠を追う

敏腕保険調査官ビッキー、追う者と追われる者の間で生まれるちょっと屈折した

ロマンスなんです。


自分を疑っているとわかっていながらも、更なる刺激を求めるが故にビッキーの接近を許す

トーマス・クラウンと、そんなクラウンを明晰な頭脳で追い詰めながらも次第に

惹かれてゆくビッキー。はてさてトーマス・クラウンの運命は?そして二人の愛の行方は?

ってのが本作の筋なワケですが、しかしそんなストーリーもぶっちゃけどうでも良かったり

するんですよね~。本作の見どころは何と言ってもそのオシャレさ、これに尽きると思いますよ。


冒頭から流れる名曲“Windmills of Your Mind”の調べ、度々挿入される分割画面、

マックィーン&フェイ・ダナウェイの洗練されたファッション、360度周りをぐるりと回転する

キスシーン、砂浜を疾走するバギー・・・ 演出がいちいちオシャレで気が利いてるんですよねー、

今観ても全く古臭く感じないと思いますよ。

このオシャレさとあとは顔を紅潮させて高笑いするマックィーン、そしてチェスのシーンでの

フェイ・ダナウェイのセクシーさ!!(///∇//)

コレだけでも十分観る価値はあるかと思いますよ!ヘ(゚∀゚*)ノ




総評。

まぁ本作を観てもやはりマックィーンは男臭い映画の方が有ってるとの思いは変わりませんが、

これはこれでマックィーンのいつもとは違った魅力がよく出ている秀作であることには

変わりはないと思いますよ。フェイ・ダナウェイの妖艶さもクールなマックィーンをメロメロに

させてしまうだけの説得力は十分にありましたしね。テーブルの下であんなんされたら

男なんてイチコロですがな!!(/ω\)キャー!!

ってワケで撮ってもスタイリッシュなカッコいい映画でした。オススメ!!